紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

秋ですね

2007-10-05 12:21:21 | 7・連句・俳句・短歌
また今年も秋がめぐってきた。いつもこの季節になると、連句をスタートさせなきゃと思う。
なんとなく句を詠むのにふさわしい季節。
ということで、「エマノン歌仙・その12大芒の巻」を先週スタートさせた。
娘が、連句を見て、どこがおもしろいかさっぱりわからない、という。
こればっかりは、自分で参加してみないと、おもしろさがわからない世界かなと思う。

今回は新人が一人加わり、10人で巻くことになった。逐電さんという方で、鹿児島在住の方である。
私たちのエマノン倶楽部の連衆も、鹿児島から仙台まで散らばり、全国的になった。

発句を募集したところ、次の句が集まった。

秋の夜 明日にとけゆく 空と海

初秋刀魚  いきな手捌き  握る鮨

月あかく 愉しき夢を  結びけり

楽しまぬ 仕事はつるや 新走り

手のひらで 雨みる夕 新走り

朝風に 揺れて 輝く 大芒  ★

子午線を すつと越え来し 赤とんぼ    

友よまだ 行かないでくれ 星今宵


この中から、みんなに良いと思う句を選んでもらったところ、

朝風に 揺れて 輝く 大芒     晩菊

が一番票を集めて、発句に決まった。

そのうち、ソッコーで巻くせっかち歌仙も始めようと思う。

<前回の反省会の写真>




連句の部屋