紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句の集まり

2010-02-03 06:32:26 | 7・連句・俳句・短歌
先週、12月に巻き終わったエマノン歌仙・その17<こぼれ萩の巻> の反省会があった。

集まったのは、6人。
全部で11人で巻いているが、鹿児島の人あり、仙台の人ありで、なかなか全員そろうのは難しい。

反省の後、エマノン歌仙 その18の発句を決めた。
発句として提出されたのは以下の句。

◆の2句が同じ数の票を集めた。

(ヴァージニア・ウルフの波に呼応して。)
 嵐凪ぎ 黒き渚や 初茜

  (日本航空(株)の再建や如何に。)
 雪しげく 嵐猛れど 鶴は飛ぶ

 手をあわせ 福来祈る 初御空

 剣先に 気迫みなぎる 寒稽古  ◆

 遠富士は 朝日に染まる 雪化粧

 初雀 朝日の中を まつすぐに  ◆    

 川底の 石の紅色 冬木の芽  

 初市に  おのが凡顔  まぎらしむ

 しんがりの  湯でたっぷりと  耳洗う

 冬銀河  家に吾を待つ  子供たち
 
決戦投票の結果、

発句   剣先に  気迫みなぎる  寒稽古    晩菊
の句に決まり、エマノン歌仙・その18<寒稽古の巻>がスタートした。