紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

南アルプス・仙丈ヶ岳登山1日目

2014-05-06 09:13:58 | 3・山の日記
前回から7年。体力のおとろえもさることながら、山にも当時ほど上っていない。
こんなんで、仙丈ヶ岳(3033m)に登れるか不明だったが、なんとか上ってきた。
1日12時間行動は、しかし限界。やっとのことで帰り着いた。

とはいうものの、上ってみると、3000m峰からの眺めは最高。ほんとうにすばらしかった。

帰りの小仙丈のあたりで、カメラを落とした。泊まった山小屋に、もし届いたら送ってほしいといって、下った。
その日、ふもとの仙流荘に泊まったが、その日のうちに、届いたと連絡が入った。
といっても、これからその報告をのせるが、こもれび山荘(旧長衛荘)に行くには、林道バスで歌宿まで行き、そこから、片道2時間15分歩かないと山荘には着かない。
営業用の車だけは、その林道を走ることを許されているけど、途中、雪崩があって、道は遮断。
はたして、ふもとまできて、送料受取人払いの宅急便で送ってくれるのは、いつになるか?
良流娯さんが写真を送ってくれたので、初日の分はアップできる。
仙丈ヶ岳登山の日のは、あとで追記することにする。
それにしても、拾ってくれた登山者といい、こもれび山荘の人たちといい、とても親切。あんなに小さなカメラ、まさか拾ってくれる人がいるとは思わなかった。


■ 5月3日(土)入山 こもれび山荘まで

以前は、新宿から南アルプス林道バスの出発点、仙流荘のバス停まで、高速バスが出ていたが、今はもうない。
それで、列車で伊那北までいって、タクシーで行くことにした。ふつうのバスも通っているが、高遠までしか行かないので、そこからの足がない。

7:29 八王子、あずさ31号で岡谷まで行き、伊那北10:28着。

予約していた白川タクシーに乗って、仙流荘のバス停まで行く。

12:30のバスに乗るので、それまで昼ご飯を食べたりして待つ。




歌宿までの林道からの眺めはすごくいい。ただバスに乗るだけのための乗客もいた。
外には、捕虫網を持った人がたくさんいて、聞くと、ツジヒゲナガコバネカミキリ虫を捕まえている人たちだそうだ。かなり高く売れるのだという。

1:00 歌宿に着く。それから、単調な林道を歩いて行く。




途中、雪崩で道が遮断されている。




最後はショートカット。翌日のために、アイゼンをつけて、歩く練習をしながら上った。







ようやく、こもれび山荘が見えてきた。




3:30頃、こもれび山荘着。




この山荘は、去年に名前を変えた。その前は、長衛荘といって、おばさんにはずいぶん何回もお世話になった。
今の管理者は、若い人で、従業員の方たちもみな若く、とても感じよくてきぱきと働いていた。




山荘の名前もかわったので、今までの長衛荘の入ったバンダナを、ビールを頼んだ人にプレゼントしてくれた。
長衛荘の名前もなつかしく、嬉しいプレゼントだった。

翌日は、3時起きで、4時出発のため、7時頃にはもう寝た。


◆ 南アルプス・仙丈ヶ岳登山・2日目