紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

奥穂高岳(3190m)に登ってきました!

2004-08-30 07:15:05 | 3・山の日記
27日、上高地に昼に着いて、河童橋まで歩きながら、穂高連山を見上げてみると、くっきりと稜線が見えた。(写真右上。クリックすると大きくなる)
あの稜線を明日は歩けるんだろうか。それとも、今度こそ台風で撤退することになるんだろうか。その日は、岳沢ヒュッテ(2160m)まで、約2時間半の登り。足慣らしという感じで着く。

28日。4時半に起きると、ガスがかかっていたが、支度をしている間に、雨に変わっている。予報では、午後には雨になるとのことだったが、早まったか。
5時出発予定を30分おくらせ、山小屋で、朝食。雨具の上下、スパッツ、完全防備で5時半に小屋を出ようとすると、ガスはかかっているものの、雨はやんでいる。
天候はどうなるんだろうかと思いながら、とりあえず出発する。

紀美子平までの、登りは、ききしにまさる急登である。長いはしご、くさりの連続で、緊張しながら登る。


(トップを行く喜多村隊長)



途中、雲の上に出た時だ。ご来迎はまだだけれど、空は晴れわたって、前穂、吊尾根から奥穂の方まで見えたのだ。なんと、ラッキー!

紀美子平に着いたのが、8時20分で、その日一番の難所はそこで終わった。予定では、前穂にも登ることになっていたが、午後の天気が心配だし、そのまま奥穂目指して吊尾根を行く。きのういた上高地がずっと下に見え、とうとうこの高みを歩いていると思うと、感無量。が、3000m近い稜線なので、空気が足りなく、息が切れる。

そして、10:35奥穂山頂。



(奥穂頂上。参加者6人全員集合)

涸沢までのザイテングラートも、上の方ガスがかかっていたが、たまに切れると絶景で、やっぱり穂高はいいなあ。



涸沢ヒュッテを3時頃出て、横尾山荘に着いたのは、5:30。12時間行動の長い1日だった。けど、満足。翌29日上高地に下りてから温泉(上高地温泉ホテル)。ビールがおいしかったのは、いうまでもありません。

きのうから、腕、足、体じゅうの筋肉痛。最近トレーニングのおかげで、ほとんど筋肉痛になることがなかったけど、やはり大変な山だったのだなあと思う。

★カッパ師匠の 「日々の感想」富士山登山

★comugiさんの 「☆山頂の星くず」やっぱり穂高!(百名山その11)
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計画表