経済なんでも研究会

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日銀は ドーンと買え! (上)

2018-02-08 08:05:13 | 株価
◇ ETFを年間6兆円購入 = 世界同時株高が崩壊した。アメリカの長期金利が予想を超えて上昇したことから、ダウ平均は先週末に急落。今週5日には、過去最大1175ドルの暴落を記録した。つれて日経平均も大幅に下げ、5-6の2日間で下げ幅は1664円に達している。こんなとき、これまで市場からETF(上場投資信託)を買い入れて株価を支えてきた日銀は、どんな行動をとったのだろうか。

日銀は13年4月から、“異次元緩和”と呼ばれる超金融緩和政策を導入した。政策金利をゼロ近くにまで引き下げると同時に、市場から大量の債券を購入。その代金を市中に放出することで、景気の回復を図ろうとした政策である。購入する債券の大部分は国債だが、株式市場からもETFを購入。最初は年間3兆3000億円が目標だったが、16年7月にこの目標を6兆円に拡大している。

ETFというのは、取引所に上場された投資信託。上場されているから一般の株式と同様、自由に売買ができる。その売買を反映して、相場も刻々と変動する。日経225やTOPIXのような株価指数と連動するものや、IT企業だけに絞ったもの、あるいは商品相場と連動するものなど、多種多様のETFが売り出されている。

日銀の発表によると、ETFの保有額は1月末で17兆7000億円にのぼった。午前中に株価が下がったとき、午後に買い出動することが多いようだ。こうすることで市中に資金を放出するだけでなく、株価下落の抑制を狙っているものと考えられる。たとえば1月中はすべてこのパターンで、毎回731億円を購入した。では、暴落した日はどうだったろう。

                            (続きは明日)

      ≪7日の日経平均 = 上げ +35.13円≫

      ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ

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