◇ 為替市場はまだ不安定 = 株式市場が落ち着きを取り戻してきた。ニューヨーク市場の株価は、FRBによる金融引き締めのテンポが速まるという予想で下落。その反動で上昇するという“正常な”パターンに復帰した。1日の値幅もひところに比べれば、ずいぶん小さくなっている。ダウ平均は先週91ドルの値上がり。終り値では2万5000ドル台を回復した。
日経平均は先週173円の値上がり。ニューヨークの株価に追随する傾向が強かった。ただ東京市場の場合は、円相場の動きも大きく影響する。週末の対ドル相場は107円強で、先々週末よりやや円安になった。しかし主要な輸出企業の想定レートが108円前後であるため、株価にとってはマイナス材料になってしまう。しかも今後の動きが読みにくい。
株式市場は安定してきたが、為替市場はまだ流動的だ。たとえばアメリカで利上げの可能性が増大すれば、従来ならドル高・円安になった。ところが先週も利上げの警戒で株価が下がっても、ドル安・円高になることが多かった。3月に入ると、20-21日に予定されるFOMC(公開市場委員会)が、市場の視野に大きく入ってくる。その結果、為替がどう動くのか。見守るしかない。
今週は28日に、1月の鉱工業生産と商業動態統計。1日に、10-12月期の法人企業統計、2月の消費動向調査と新車販売。2日に、1月の労働力調査。アメリカでは26日に、1月の新築住宅販売。27日に、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、10-12月期のGDP改定値。1日に、2月の新車販売とISM製造業景況指数。また中国が28日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週173円の値上がり。ニューヨークの株価に追随する傾向が強かった。ただ東京市場の場合は、円相場の動きも大きく影響する。週末の対ドル相場は107円強で、先々週末よりやや円安になった。しかし主要な輸出企業の想定レートが108円前後であるため、株価にとってはマイナス材料になってしまう。しかも今後の動きが読みにくい。
株式市場は安定してきたが、為替市場はまだ流動的だ。たとえばアメリカで利上げの可能性が増大すれば、従来ならドル高・円安になった。ところが先週も利上げの警戒で株価が下がっても、ドル安・円高になることが多かった。3月に入ると、20-21日に予定されるFOMC(公開市場委員会)が、市場の視野に大きく入ってくる。その結果、為替がどう動くのか。見守るしかない。
今週は28日に、1月の鉱工業生産と商業動態統計。1日に、10-12月期の法人企業統計、2月の消費動向調査と新車販売。2日に、1月の労働力調査。アメリカでは26日に、1月の新築住宅販売。27日に、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、10-12月期のGDP改定値。1日に、2月の新車販売とISM製造業景況指数。また中国が28日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫