◇ 最速で2000万人超えたが = 観光局は19日、8月に訪日した外国人観光客数は257万8000人だったと発表した。この結果、1-8月間の累計は2130万9000人にのぼっている。累計が2000万人に達したのは8月15日。昨年は9月15日だったので、ちょうど1か月早い。ただ大阪北部地震や西日本の豪雨の影響で、前年比の伸び率は4.1%と大きく低下している。
1-8月間の訪日客数を地域別にみると、1位は中国の580万人。2位は韓国の522万人、3位は台湾の336万人だった。続いて香港、アメリカ、タイの順となっている。前年比の伸びが大きかったのはベトナム、フィリピン、イタリア、スペイン、ロシアなど。この5か国はいずれも増加率が20%を超えた。
心配なのは、伸び率が大きく低下したこと。1-6月間は15.6%増加していたが、7月は5.5%、8月は4.1%に鈍化した。地震や台風の影響によるものとみられている。地震や台風の被害は9月になっても発生しており、専門家の間では「9月の訪日客は前年比で減少するかもしれない」という見方が出始めている。仮にそうなら、年間3000万人の目標達成も難しくなる。
地震や台風などの自然災害時には、外国人旅行客への対応策が不備だったことが判明した。避難情報が伝わりにくく、また伝わったとしても避難所が用意されていない。これでは外国人も、安心して日本の旅行を楽しめない。オリンピックもあることだし、政府や自治体は早急に体制を作る必要があるのでは。
≪20日の日経平均 = 上げ +2.41円≫
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
1-8月間の訪日客数を地域別にみると、1位は中国の580万人。2位は韓国の522万人、3位は台湾の336万人だった。続いて香港、アメリカ、タイの順となっている。前年比の伸びが大きかったのはベトナム、フィリピン、イタリア、スペイン、ロシアなど。この5か国はいずれも増加率が20%を超えた。
心配なのは、伸び率が大きく低下したこと。1-6月間は15.6%増加していたが、7月は5.5%、8月は4.1%に鈍化した。地震や台風の影響によるものとみられている。地震や台風の被害は9月になっても発生しており、専門家の間では「9月の訪日客は前年比で減少するかもしれない」という見方が出始めている。仮にそうなら、年間3000万人の目標達成も難しくなる。
地震や台風などの自然災害時には、外国人旅行客への対応策が不備だったことが判明した。避難情報が伝わりにくく、また伝わったとしても避難所が用意されていない。これでは外国人も、安心して日本の旅行を楽しめない。オリンピックもあることだし、政府や自治体は早急に体制を作る必要があるのでは。
≪20日の日経平均 = 上げ +2.41円≫
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫