◇ 平均貯蓄額は高いけれど = 総務省は15日、現時点での人口推計を発表した。それによると、総人口は1億2642万人で前年より27万人減少している。このうち65歳以上の高齢者は3557万人で44万人増えた。また70歳以上は2618万人。前年より100万人増えて、総人口に占める割合が初めて20%を超えた。70歳以上の人口が急増したのは、いわゆる団塊の世代が70歳に達し始めたからである。
65歳以上で17年に就業していた人は807万人で、過去最大となっている。その一方、介護を受けていた人は197万人。ただし介護を受けた人のうちの25%は、何らかの職業に就いていた。部門別にみると、卸・小売業が最も多く125万人。次いで農林業の99万人などとなっている。
雇用形態は、全体の74.4%がパートやアルバイトを含む非正規雇用。ただ過半数の人が「都合のいい時間に働きたい」と考えており、非正規雇用に対する不満は少ない。また65歳以上の就業を国際的に比較すると、日本の就業率は23%で断トツに高い。2位はアメリカの18.6%、3位はカナダの13.6%だった。
高齢者世帯の貯蓄額は、平均すると2386万円。年金収入を計算に入れると、これなら老後の資金はなんとかなりそうだ。しかし一部の大金持ちの影響で、平均値は上昇してしまう。このため貯蓄額の多い方から少ない方まで一列に並べ、その中央値をみると1560万円に減少する。これだと老後の資金繰りはちょっと心配だ。
≪21日の日経平均 = 上げ +195.00円≫
【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】
65歳以上で17年に就業していた人は807万人で、過去最大となっている。その一方、介護を受けていた人は197万人。ただし介護を受けた人のうちの25%は、何らかの職業に就いていた。部門別にみると、卸・小売業が最も多く125万人。次いで農林業の99万人などとなっている。
雇用形態は、全体の74.4%がパートやアルバイトを含む非正規雇用。ただ過半数の人が「都合のいい時間に働きたい」と考えており、非正規雇用に対する不満は少ない。また65歳以上の就業を国際的に比較すると、日本の就業率は23%で断トツに高い。2位はアメリカの18.6%、3位はカナダの13.6%だった。
高齢者世帯の貯蓄額は、平均すると2386万円。年金収入を計算に入れると、これなら老後の資金はなんとかなりそうだ。しかし一部の大金持ちの影響で、平均値は上昇してしまう。このため貯蓄額の多い方から少ない方まで一列に並べ、その中央値をみると1560万円に減少する。これだと老後の資金繰りはちょっと心配だ。
≪21日の日経平均 = 上げ +195.00円≫
【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】