経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

マイナス成長に 落ち込む 中国経済

2020-04-15 07:40:08 | 中国
◇ 完全回復へは至難の道 = 新型コロナ・ウイルスが最初に人類に憑りついたのは昨年末ごろ、中国の武漢市だったと考えられている。したがって、最初にコロナで苦しんだのも中国だった。その中国があさって17日、ことし1-3月期のGDP速報を発表する。マイナス成長に陥ることは避けられないとみられるが、どの程度まで落ち込むのか。また、その後の展望はどうか。世界中が注視している。

日経新聞が中国経済を研究している内外のエコノミスト29人を対象に集計したところ、1-3月期の実質成長率は予想の平均値でマイナス3.7%となった。なかにはマイナス10%を予想した人もいたという。いずれにしても、昨年10-12月期のプラス6.0%から急落する。中国経済がマイナス成長に陥るのは、文化大革命で揺れ動いた1976年以来のことだ。

中国政府は「コロナの流行はピークを過ぎた」と宣言、4月8日には武漢市の封鎖を全面的に解除した。しかしコロナ災害の後遺症は強く残っており、経済活動の回復は鈍い。たとえば3月の新車販売は前年比で43.3%の減少。自動車工場の稼働率は4割にとどまっている。工場閉鎖で帰郷した出稼ぎ労働者の復帰も、かなり遅れているようだ。

海外諸国にもコロナが蔓延したため、輸出も伸びない。こういう状態が続くとみられるため、今後の景気回復も急速には進まないと考えられている。たとえば4-6月期の成長率は1-3月期よりは改善するが、プラス成長に戻れるかどうかは判然としない。ことしを通じての成長率も3.3%程度という見方が強い。仮にそうなれば、19年の6.0%成長から、大きく減速することになる。

       ≪14日の日経平均 = 上げ +595.41円≫
        
       ≪15日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>