◇ ダウは着々と新高値を更新 = ダウ平均は先週273ドルの値上がり。終り値は3万5209ドルで、またまた史上最高値を更新した。利益確定売りをこなして一進一退しながらも、確実に水準を切り上げている。コロナの再拡大は重荷だが、プラス志向は衰えない。FRBによる金融緩和政策の縮小は11月からという見方が固まり、市場は織り込んだ形。このため7月の雇用統計が予想以上に好調だったことも、緩和修正の前倒しにつながるとは受け取らず、素直に好感した。
日経平均は先週536円の値上がり。だが終り値は、まだ2万8000円に届かない。ニューヨークの株価が上がると東京の出遅れ感が強まり、日経平均も買われる。しかし4-6月期の企業決算が予想を上回っても、反応は鈍い。オリンピックの効果も結局は出なかった。それもコロナの再拡大で、景気の先行きが再び不鮮明になったためである。
市場を取り巻くこうした状況は、今週も続きそうだ。ダウは3万5000ドルを踏み固め、さらに上を目指すだろう。一方、日経平均はいぜんとしてコロナに頭を抑えられ、大きくは上がらない。だがニューヨークが堅調な限り、大きく下げることもない。そして市場の次の関心事は、総選挙と政局に移って行く。
今週は10日に、7月の景気ウオッチャー調査。12日に、7月の企業物価。アメリカでは11日に、7月の消費者物価。12日に、7月の生産者物価。13日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週536円の値上がり。だが終り値は、まだ2万8000円に届かない。ニューヨークの株価が上がると東京の出遅れ感が強まり、日経平均も買われる。しかし4-6月期の企業決算が予想を上回っても、反応は鈍い。オリンピックの効果も結局は出なかった。それもコロナの再拡大で、景気の先行きが再び不鮮明になったためである。
市場を取り巻くこうした状況は、今週も続きそうだ。ダウは3万5000ドルを踏み固め、さらに上を目指すだろう。一方、日経平均はいぜんとしてコロナに頭を抑えられ、大きくは上がらない。だがニューヨークが堅調な限り、大きく下げることもない。そして市場の次の関心事は、総選挙と政局に移って行く。
今週は10日に、7月の景気ウオッチャー調査。12日に、7月の企業物価。アメリカでは11日に、7月の消費者物価。12日に、7月の生産者物価。13日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が9日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫