◇ 株式市場に秋の気配? = ダウ平均は先週336ドルの値上がり。相変わらず、しぶとく上昇した。パウエルFRB議長の「年内に緩和政策の縮小開始」を再確認する発言や、アフガニスタンを巡る大混乱も大きな下げにはつながらない。ただコロナの収束が見通せないことから、内需関連株は売られた。その一方で、資金はIT関連株とインフレに強い銘柄に集中している。
時価総額の大きいIT銘柄が買われるため、平均株価は上昇する。しかし銘柄数の多い景気関連株が値下がりしているため、市場の空気は重苦しい。これまでとは違って、投資家は冷たい風をも感じ取っているようだ。こうした微妙な変調が一時的なものかどうかは、まだ判断できない。カギはコロナ再拡大の勢いと、物価の動向が握っている。
日経平均は先週628円の値上がり。ニューヨーク株の上昇に引っ張られた。ただ戻り売りも多く、ニューヨークのように相場をけん引する銘柄も乏しい。それで2万8000円を、どうしても回復できない。そのうえ自民党が横浜市長選で敗れ、秋の政局は混迷の度を深めた。ニューヨークしだいの相場だが、足取りは重そうである。
今週は30日に、7月の商業動態統計。31日に、7月の労働力調査と鉱工業生産、8月の消費動向調査。1日に、4-6月期の法人企業統計と8月の新車販売。アメリカでは30日に、7月の中古住宅販売。31日に、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、ISM製造業景況指数。2日に、7月の貿易統計。3日に、8月の雇用統計とISM非製造業景況指数。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
時価総額の大きいIT銘柄が買われるため、平均株価は上昇する。しかし銘柄数の多い景気関連株が値下がりしているため、市場の空気は重苦しい。これまでとは違って、投資家は冷たい風をも感じ取っているようだ。こうした微妙な変調が一時的なものかどうかは、まだ判断できない。カギはコロナ再拡大の勢いと、物価の動向が握っている。
日経平均は先週628円の値上がり。ニューヨーク株の上昇に引っ張られた。ただ戻り売りも多く、ニューヨークのように相場をけん引する銘柄も乏しい。それで2万8000円を、どうしても回復できない。そのうえ自民党が横浜市長選で敗れ、秋の政局は混迷の度を深めた。ニューヨークしだいの相場だが、足取りは重そうである。
今週は30日に、7月の商業動態統計。31日に、7月の労働力調査と鉱工業生産、8月の消費動向調査。1日に、4-6月期の法人企業統計と8月の新車販売。アメリカでは30日に、7月の中古住宅販売。31日に、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、ISM製造業景況指数。2日に、7月の貿易統計。3日に、8月の雇用統計とISM非製造業景況指数。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫