◇ NYは高値追い、東京は足踏み = ダウ平均は先週307ドルの値上がり。終り値は3万5515ドルとなり、またまた史上最高値を更新した。高値での売り物をこなし、堅実に水準を切り上げている。7月の雇用が予想以上によかったこと、上院が1兆ドルのインフラ予算を可決したことなどが好材料となった。これで年初来の上げ幅は4900ドルに達した。
日経平均は先週157円の値上がり。しかし終り値では、2万8000円をわずかに割り込んだ。ちょうど1か月前の水準と同じだから、ずっと足踏みを続けていたことになる。年初来の上げ幅は533円。3月期決算では35%の増益になる見通しだが、株価にはあまり反映されない。というのもコロナの状態が悪化し、企業業績の先行きが不透明だからだ。
アメリカでは、7月の卸売り物価が前年比7.8%も高騰した。この上げ率は異常であり、市場もインフレ懸念から目をそらすわけにはいかなくなった。特にFRBの見解に注目が集まるだろう。一方、日本では“政治の季節”がやってくる。その先駆けは、22日に投開票が行われる横浜市長選挙。その結果次第では、政局が一気に動き出す可能性がある。
今週は16日に、4-6月期のGDP速報。17日に、6月の第3次産業活動指数。18日に、7月の貿易統計と6月の機械受注。20日に、7月の消費者物価。アメリカでは17日に、7月の小売り売上高と工業生産。18日に、7月の住宅着工戸数。また中国が16日に、7月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週157円の値上がり。しかし終り値では、2万8000円をわずかに割り込んだ。ちょうど1か月前の水準と同じだから、ずっと足踏みを続けていたことになる。年初来の上げ幅は533円。3月期決算では35%の増益になる見通しだが、株価にはあまり反映されない。というのもコロナの状態が悪化し、企業業績の先行きが不透明だからだ。
アメリカでは、7月の卸売り物価が前年比7.8%も高騰した。この上げ率は異常であり、市場もインフレ懸念から目をそらすわけにはいかなくなった。特にFRBの見解に注目が集まるだろう。一方、日本では“政治の季節”がやってくる。その先駆けは、22日に投開票が行われる横浜市長選挙。その結果次第では、政局が一気に動き出す可能性がある。
今週は16日に、4-6月期のGDP速報。17日に、6月の第3次産業活動指数。18日に、7月の貿易統計と6月の機械受注。20日に、7月の消費者物価。アメリカでは17日に、7月の小売り売上高と工業生産。18日に、7月の住宅着工戸数。また中国が16日に、7月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫