経済なんでも研究会

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今週のポイント

2022-04-04 08:09:02 | 株価
◇ 景気の先行き不安が広がる = ダウ平均は先週43ドルの値下がり。ウクライナ情勢は、停戦交渉を巡って一喜一憂の形。企業の自社株買いのニュースでは上げたが、バイデン大統領が大富豪に対する課税強化を発表したことでは下げた。結局は小幅の下落にとどまり、終り値は3万4800ドル。3月中では785ドル、約2%の上昇だった。

日経平均は先週484円の値下がり。円の対ドル相場が28日、6年半ぶりに125円まで下落。日銀が指し値オペを実施した。輸出関連株は買われたが、平均株価は下げた。週の終り値は2万7600円台。それでも3月中では1294円、約5%の上昇だった。ニューヨーク市場に引きずられ、特に出遅れ株への物色が目立っている。

インフレの進行やFRBによる金融引き締めを背景に、ニューヨーク市場では景気の先行きに対する警戒感が強まってきた。東京市場でも同様で、日銀が発表した短観で企業の先行き見通しが悪化したことに関心が集まっている。間もなく日米ともに、3月期の決算発表が始まるが、今週はその結果待ちという姿になりそうだ。大底は通り過ぎた株価だが、やはりV字型上昇というわけにはいかない。

今週は5日に、2月の毎月勤労統計と家計調査。7日に、2月の景気動向指数。8日に、3月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、2月の貿易統計、3月のISM非製造業景況指数が発表される。なお4日に、東証が新市場区分に移行。また10日には、フランスで大統領選挙が実施される。

        ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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