◇ 方向感をなくした株式市場 = ダウ平均は先週270ドルの値下がり。これで3週連続の下落。3月のコア消費者物価が予想を下回る伸び率だったことから、一時は金利が低下し株価は上がった。しかし、すぐにダレて終り値は3万4500ドルを割っている。全体として活気に乏しく、株価は方向感を失ったような動きになった。
日経平均は先週107円の値上がり。3週間ぶりの上昇だったが、終り値は2万7000円に届かなかった。ウクライナの緊迫、上海市の都市封鎖による物流の混乱、それに円安の進行が相変わらず重しとなっている。それでも安値を意識した買い物も多く、株価は上向いた。しかし、やはり方向感には乏しく、商いも細ってきている。
ニューヨーク市場でも東京市場でも、株価が上がれば利益確定の売りが出る。下がれば安値拾いの買いが入る。だから方向感が失われる。だが、そうしたなかでもダウ平均は3万4000ドル、日経平均は2万7000円が下値抵抗線になった。この水準は、2月の大底に比べると、ダウが1000ドル、日経平均が2000円高くなっている。両市場とも、今後は企業の業績見通しに焦点が移行するだろう。
今週は20日に、3月の貿易統計。22日に、3月の消費者物価。アメリカでは19日に、3月の住宅着工戸数。20日に、3月の中古住宅販売。また中国が18日に、1-3月期のGDP速報、3月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお24日には、フランスの大統領選挙・決選投票が行われる。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週107円の値上がり。3週間ぶりの上昇だったが、終り値は2万7000円に届かなかった。ウクライナの緊迫、上海市の都市封鎖による物流の混乱、それに円安の進行が相変わらず重しとなっている。それでも安値を意識した買い物も多く、株価は上向いた。しかし、やはり方向感には乏しく、商いも細ってきている。
ニューヨーク市場でも東京市場でも、株価が上がれば利益確定の売りが出る。下がれば安値拾いの買いが入る。だから方向感が失われる。だが、そうしたなかでもダウ平均は3万4000ドル、日経平均は2万7000円が下値抵抗線になった。この水準は、2月の大底に比べると、ダウが1000ドル、日経平均が2000円高くなっている。両市場とも、今後は企業の業績見通しに焦点が移行するだろう。
今週は20日に、3月の貿易統計。22日に、3月の消費者物価。アメリカでは19日に、3月の住宅着工戸数。20日に、3月の中古住宅販売。また中国が18日に、1-3月期のGDP速報、3月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお24日には、フランスの大統領選挙・決選投票が行われる。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫