◇ やっぱり怖いFRBの量的引き締め = ダウ平均は先週97ドルの値下がり。コロナとウクライナ情勢は一服したものの、FRBによる金融の量的引き締めが5月に始まることが確実となった。このため長期金利が2.6%に上昇、株式市場には警戒感が広がった。成長株も景気関連株も売られやすく、業績見通しのいい銘柄が物色されている。
日経平均は先週680円の値下がり。前週に続いて下げ、2週間で1164円の下落となった。終り値は2万7000円を割り込んでいる。東証の集計によると、21年度に海外投資家は2兆8000億円の売り越し。国内の個人投資家は1兆0701億円の買い越しだった。この傾向は現在も続いており、個人投資家は割安株を中心に買っている。しかし平均株価を上げるだけの力はない。
ニューヨーク市場が最も注目しているのは、10年もの国債の利回り。これが3%に向けて上昇して行くようだと、市場の警戒感は増大する。FRBの金融引き締めについては織り込んでいたはずだが、やっぱり怖い。これが多くの投資家の感覚だろう。東京市場もコロナと物価、それに円相場の動向から目を離せない。いずれも、いい方向には動きそうにないが・・・。
今週は12日に、3月の企業物価。13日に、2月の機械受注。アメリカでは12日に、3月の消費者物価。13日に、3月の生産者物価。14日に、3月の小売り売上高、ミシガン大学・消費者信頼感指数。15日に、3月の工業生産。また中国が11日に、3月の鉱工業生産、消費者物価、生産者物価。13日に、3月の貿易統計を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週680円の値下がり。前週に続いて下げ、2週間で1164円の下落となった。終り値は2万7000円を割り込んでいる。東証の集計によると、21年度に海外投資家は2兆8000億円の売り越し。国内の個人投資家は1兆0701億円の買い越しだった。この傾向は現在も続いており、個人投資家は割安株を中心に買っている。しかし平均株価を上げるだけの力はない。
ニューヨーク市場が最も注目しているのは、10年もの国債の利回り。これが3%に向けて上昇して行くようだと、市場の警戒感は増大する。FRBの金融引き締めについては織り込んでいたはずだが、やっぱり怖い。これが多くの投資家の感覚だろう。東京市場もコロナと物価、それに円相場の動向から目を離せない。いずれも、いい方向には動きそうにないが・・・。
今週は12日に、3月の企業物価。13日に、2月の機械受注。アメリカでは12日に、3月の消費者物価。13日に、3月の生産者物価。14日に、3月の小売り売上高、ミシガン大学・消費者信頼感指数。15日に、3月の工業生産。また中国が11日に、3月の鉱工業生産、消費者物価、生産者物価。13日に、3月の貿易統計を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫