◇ 5年連騰で越年へ = 日米の株式市場は先週、予想通りの綱引きで終わった。トランプ効果に期待する強気派と高値の警戒派が拮抗して、株価は小幅な値動きに。ダウ平均は週間90ドルの上昇。日経平均も27円の値上がりにとどまった。特にニューヨーク市場は、クリスマス休暇の前ということもあって出来高もかなり縮小している。
そうしたなかでも、投資家の姿勢は確実に変化してきた。ニューヨークでも東京でも、業種の選別が厳しくなってきている。たとえばトランプ次期大統領のインフラ投資や減税で、本当に利益が上がる業種は何なのか。円安で儲かる業種は何なのか。こうした傾向が強まると、次は個別の銘柄を選別する姿勢が強まってくるだろう。
選別が強まると振り落とされる銘柄も増えるから、平均株価はさらに動きにくくなる。今週は2016年最後の週だが、こんな膠着状態が続くのではないか。ただダウ平均は2万ドルまであと67ドル。大台に乗せて新年を迎える可能性は高い。日経平均も5年連騰の記録を残して越年するだろう。
今週は26日に、11月の企業向けサービス価格。27日に、11月の労働力調査、家計調査、消費者物価、住宅着工戸数。28日に、11月の鉱工業生産、商業動態統計。アメリカでは27日に、10月のSPケース・シラー住宅価格と12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、11月の中古住宅販売が発表される。30日は大納会。
≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
そうしたなかでも、投資家の姿勢は確実に変化してきた。ニューヨークでも東京でも、業種の選別が厳しくなってきている。たとえばトランプ次期大統領のインフラ投資や減税で、本当に利益が上がる業種は何なのか。円安で儲かる業種は何なのか。こうした傾向が強まると、次は個別の銘柄を選別する姿勢が強まってくるだろう。
選別が強まると振り落とされる銘柄も増えるから、平均株価はさらに動きにくくなる。今週は2016年最後の週だが、こんな膠着状態が続くのではないか。ただダウ平均は2万ドルまであと67ドル。大台に乗せて新年を迎える可能性は高い。日経平均も5年連騰の記録を残して越年するだろう。
今週は26日に、11月の企業向けサービス価格。27日に、11月の労働力調査、家計調査、消費者物価、住宅着工戸数。28日に、11月の鉱工業生産、商業動態統計。アメリカでは27日に、10月のSPケース・シラー住宅価格と12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、11月の中古住宅販売が発表される。30日は大納会。
≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ≫