経済なんでも研究会

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2月21日(火)のつぶやき

2017-02-22 04:58:59 | 株価

トランプ大統領の 論拠 : 日米貿易

2017-02-21 08:20:21 | 貿易
◇ 日本の反論は通用するか = 財務省は20日、1月の貿易統計を発表した。それによると、輸出は5兆4000億円で前年比1.3%の増加。輸入は6兆5000億円で8.5%の増加だった。この結果、貿易収支は1兆1000億円の赤字となっている。輸入が増加したのは2年1か月ぶり。原油などエネルギー価格の上昇が主な原因。

輸出を地域別にみると、最大の輸出先はアメリカ。前年比では6.6%減少したが、それでも金額は1兆円を上回った。かつては中国が最大の輸出先だったが、最近はアメリカの第1位が続いている。商品別では、自動車の8105億円が大きい。部品まで含めると、輸出額は1兆円を超えた。

アメリカ向けの自動車輸出をみると、台数は11万3910台で前年より11.2%減少した。金額は3149億円で前年比8.4%の減少。しかし自動車部品の輸出も658億円にのぼった。その一方、アメリカからの自動車輸入は1090台。金額では57億円、部品も40億円にとどまっている。部品も含めた収支は、日本側の黒字3700億円という計算になる。

トランプ大統領が固執するのは、こうした自動車貿易の不均衡。日本側は「右ハンドル車を造らないなどアメリカ側に販売意欲がない」「日本のメーカーはアメリカでも大量の車を生産。さらに巨額の投資もしている」と反論する方針のようだ。だが間もなく始まる日米の経済対話で、アメリカ側を説得できるのだろうか。いささか心配になってくる。

      ≪20日の日経平均 = 上げ +16.46円≫

      ≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ


今週のポイント

2017-02-20 08:56:51 | 株価
◇ NYは強気すぎ、TKは弱気すぎ = トランプ大統領の組閣が難産している。イエレンFRB議長が議会で、利上げに前向きな姿勢を表明した。この2つの出来事は、ニューヨーク市場にとっては少なくとも大歓迎する材料ではない。だが東京市場にとっては、将来の円安が望めるから悪材料ではない。にもかかわらず先週のニューヨーク株式は連騰。東京の株価は大幅に値下がりした。

ダウ平均株価は7日間の連騰で、終り値は2万0624ドルに。週間では355ドル値上がりして、史上最高値を更新した。2万ドルの大台に乗せてから3週間なのに、もう2万1000ドルを狙う勢いである。その一方で日経平均は先週144円の値下がり。企業が続々と最高益の決算を発表しているなかで、まことに元気がない。

間もなくトランプ大統領が、30年ぶりの税制改革を公表する。それへの期待感から、今週もダウ平均は上昇するのか。それとも急ピッチの上げを修正するのか。日経平均は好決算を見直して、遅れた分を取り戻そうとするのか。日経新聞の集計によると、上場企業の昨年10-12月期の純利益は最終的に25%の増益となった。

今週は20日に、1月の貿易統計。21日に、12月の全産業活動指数。23日に、1月の企業向けサービス価格。アメリカでは22日に、1月の中古住宅販売。23日に、12月のFHFA住宅価格。24日に、1月の新築住宅販売が発表される。

      ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ


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