経済なんでも研究会

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早くも オリンピックの反動が : 建築業 (上)

2019-08-01 08:53:38 | なし
◇ 6月の就業者は9万人の減少 = 総務省は30日、6月の労働力調査を発表した。それによると、就業者数は6747万人で前年に比べて60万人増えている。これで78か月の連続増加。また完全失業者は162万人で6万人の減少。失業率は2.3%で、前月より0.1ポイント改善した。相変わらずの人手不足状態が続いており、雇用情勢には非の打ちどころがないようにみえる。

発表によると、女性の就業者は3003万人に。前年より53万人増えて、初めて3000万人を上回った。就業者全体の増加のうち、9割近くが女性だったことになる。特に65歳以上の女性就業者は359万人、09年に比べると145万人も増加した。この結果、就業者全体に占める女性の割合は44.5%にまで上昇している。ー-新聞各紙は、こうした点を重視した記事を載せたところが多い。

その一方、この調査の内容をよく読むと、全く違った部門で重要なデータを発見することができた。それは就業者の増減を業種別にみた部門。多くの業種で就業者が増えているなかで、建築業の就業者数は504万人。前年比で9万人の減少となっている。5月は5万人の増加だったから、その落ち込み方は小さくない。

そう言えば、オリンピックまであと1年を切った。メイン会場の国立競技場は9割がた出来上がった。他の競技場や付属施設も完成したところが多い。つまりオリンピックの建築需要は、もうピークを過ぎた。建築業の就業者が減ったのは、そのせいではないか。そう考えて、関連するデータを調べてみると・・・。

                               (続きは明日)

       ≪31日の日経平均 = 下げ -187.78円≫

       ≪1日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

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