魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

定番ワインの試飲

2008年05月03日 | ワイン ~2020年
本日は定番ワインの試飲です。

定番なのになぜか?といいますと、ヴィンテージが変わったからです。

03と04、どう違うのでしょう。
03年は2007-7-7(クリック)に書いておりましたが、
04は果たして・・・・・?

2004 コッレ・マッジョ モンテプルチアーノ・ダブルッツオ
   (伊、赤、2千円台前半)



過去に「名作」と書いたとおり、このワインは素晴らしいです。

2007-7-7よりいま一度。
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香りもムンムンと熟したベリー(赤から黒まで混じり合った複雑味のある)、
蜜、黒糖、焼き菓子、ハーブなど。

味わいはさわやかさを持ちつつ濃く、媚びない甘さも、キノコや土っぽさ
(黒系の味)もありつつ、赤系の華やかも十分です。いけますよー。
このレベルまでくるとモンテプルチアーノの「名作」でしょう。
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ということでしたが、04もほぼ同レベルです。
ただ、このボトルだけなのかどうか、微発泡を感じます。
時間とともに発砲感はなくなり、煮詰めたジャムのような果実味が
覆ってきます。03と比べるとほんの気持ち、スタイリッシュで、
酸とタンニンがやや強く感じるかもしれません。若い部分もあるのかな。

04年のイタリアはフランスほど悪くはなく、むしろ成功年とさえ
いわれています。 数多くあるモンテプルチアーノ・ダブルッツオの
ワインの中で、最も濃い部類でしょう。

薄旨が流行っていますが、時にはしっかりして、旨味の乗った
濃いワインは素晴らしいと思います。

現在庫はありませんが、そのうちの入荷を考えております。

コメント
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