魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

スペインの受けの良さとイタリアのどんくささと

2008年05月11日 | ワイン ~2020年
本日の試飲はスペインです。

2005 エル・シルクロ
   (スペイン、リオハ地区、赤、千円台前半)

テンプラニーリョ種50%、ガルナッチャ(グルナッシュ)50%。
若く明るい色合い。キラキラと輝いて健全さをたたえています。

香りは溢れんばかりのフレッシュなベリー、イチゴ、乳酸など、軽や
かさを想像させます。

味わいはフレッシュで軽やか、明るいです。
果実味も酸もシャキッとしており、「ビンビン元気だぜ~!」という
主張が聞こえてきそうです。

先日飲んだイタリアのモンテチアーノのワインとはえらい違いです。
「暗くてグズグズしてる子」vs「明るく、はきはきと元気な子」って感じです。
まあ、後者はちょっと軽率さもあるけど許せるかなぁ・・・みたいな。


不思議とイタリアワインって、ファッションの国という洗練された
イメージはありますが、ワインに関してはホント野暮ったい。
暗くて、もごもごして、タンニンが強くて・・・・・垢ぬけないものが
多いですねえ。(モダンイタリアンは除きましょうね)

それに比べてスペインの何と「太陽の味わい」よ!
スペインは安くて美味しく、旨味があって受けがいい。
同じラテン系とは思うのですが、この差は一体何なのでしょう?

かつてのB&Bの漫才ネタ
「岡山のきびだんご~」vs「広島のもみじ饅頭~!!!」
というのが頭をよぎります。

そんなことを考えさせられながら、夜は更けていきます。

もっとスペインワインに傾倒しようかなあ?

サッカーだと「リーガ・エスパニョーラ」と「セリエA」では
また違うんでしょうけどねえ・・・。

コメント
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