魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

開いてくると、いけそうな気がする~♪

2008年05月16日 | ワイン ~2019年
本日の試飲です。

2007 ペタヴェル ピノ・ノワール
  (豪、ピノ種、赤、千円台半ば程度)

瑞々しい赤い色合い、香りはピチピチとしたストロベリーやジャムなど。
ちょっとだけ皮や揮発性を感じ、香りが漂っています。

味わいは軽やかで明るくウキウキします。厚みはありませんが、きれいな
フルーツに溶け込んだ酸が張りを与え、タンニンは気持多めです。

一見単調ですが、時間が経って開いてくると、味わい深くはありませんが、
きれいなニュアンスのいろんな表現が出てきます。
サクランボだったりイチゴだったり、愛らしいフェミニンな魅力を
感じることができます。

ただ、そうなる(開くのに)のに2時間は必要です。
その半分は、飲む方のこちら側の馴れも手伝ってのことだとは思いますが。

女性を口説いて口説いて、2時間くらい口説くと・・・
「なんだか今日はいけそうな気がする~♪」と最近ブレイクしそうな芸人の
誰かさんの詩吟みたいです。

単に「ペタヴェル」ではなく、上のクラスの「ペタヴェル・プラチナ」
のピノになると十分美味しいのですけど・・・、ちょっと考えますねえ。
ピノの道は厳しいです。ピノという品種が難しいのかもしれません。

業界ではこういいます。
ピノの上にも3千円!

そう、3千円は積まないと美味しいピノにはそうそう巡り合わない
のかもしれません。




コメント
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