魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

輸入元の方と

2008年05月30日 | ワイン ~2019年
輸入元の方の訪問があり、一緒に試飲しました。

・2007 グラディウム アイレン
   (スペイン、アイレン種、白、700~800円程度、写真中)

スペインの白って品種の違いからか、フランスやニューワールドとも違う
ベクトルがあります。
香りは白い花や密、ちょっと甘さを想像させます。
しかし味わいはドライです。軽く切れもよく、白い花の余韻があります。
コストパフォーマンスは良い方でしょうか。


・2006 ファランギーナ(ボルゴ・ディ・コロレド)
   (伊、モリーゼ州、ファランギーナ種、白、千円台後半、写真左)

焼いたリンゴやジャム、厚みのあるトロピカルフルーツが香ります。
味わいは厚みと安定感があります。さすがに価格が違いますね。
まだ早いので、時間とともに魅力が出てきますが・・・それでも
やはり早いです。開栓後数時間は必要でしょう。


・2007 グラディウム テンプラニーリョ
    (スペイン、テンプラニーリョ種、赤、700~800円程度、写真右)

赤土、黒土と混じりあった、ちょっと土やほこりっぽい香りです。
その中にキノコやビーフジャーキーも香ります。
味わいはスペインにありがちの甘さが前に出た感じではなく、あまり
媚びてきません。ひとつ後ろで、控えめに甘さはありますが、タンニン
があり、質素さと端正さと出しゃばらない落ち着きがあります。
コストパフォーマンスはまずまずで、食事とうまくマッチしそうです。



ところで、NHKで「工場萌え」とか「ダム萌え」とかいう番組が
放送されていました。案外若い世代が多いのですねえ~。
驚きました!世の中変われば変わるもんです。
スタジオでも新たな価値観を探り当てた若者たちの熱気で溢れていました。

工場はどこかしら廃墟に通じる共通点もあります。
「廃墟萌え」の番組はたぶん都合により作れないんじゃないでしょうか。
でも一番ファンが多いと思うけど。

確かにいろんな価値観や嗜好があるでしょう。
でも「安くて美味しいワイン探索」というのは、
やはり私の一番の課題なのでしょうね。

コメント
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