魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

たまにはワインと対話

2009年03月13日 | ワイン ~2019年
今宵はピノだ。

ラーメンが無性に食べたくなるように、ピノだって無性に飲みたくなる。


あることを心に決めた。(プライベートで、お話しするほどのことではない)

そんな夜だからピノなのだ。



2007 モンティノア ピノ ウィラメットヴァレー
  (USA、ピノ種、赤、2千円台後半)


オレゴンのピノは大好き。ブルゴーニュももちろん好きだけど、
よく出来たUSAのピノ、特にオレゴンは魅惑的なものがある。


さて、色は薄い。
香りはオレンジピール、焼けたレンガ、熟したイチゴ、フラン
ボワーズ、熟した柑橘類がバリバリです。フルに香ります。

北の方で、色は薄いのに、過熟感があって、酸は強め。
つまり、ヴィンテージというか、この年は出来が悪く、日照が足りず、
青っぽく、なかなか熟さなかったので、収穫を熟するギリギリまで
待って、やっと収穫したのではないかと思われます。
(違っていたらすまんですorz)


味わいは薄いわりに、充実していて酸もタンニンもしっかりとあり、
満足します。よく造ったと思いますが、この過熟感は寿命の短さ
を感じます。

でも案外保って、ポートのような過熟の果実味と甘さ、しなやかで
深みのある、けれどちょっと果実味のだれる・・・
そんなイメージで熟成していくのでしょう。

個人的にはさすがピノ。美味い!と思います。


ただ、通常のワインのように、熟成を待つのではなく、こちらから
迎えに行ってやらなければ・・・、と思わせるワインでした。


待ち続けるときっと後悔するワイン・・・それは人も人生も
似たことがあるかもしれません。


おっと、分かったごたるセリフで格好ばつけてしもうた!

ごめんなさい、おとなしくしておきます。



さて、明日は軍艦島の講習会だ。
酒飲みながら、予習、予習・・・っと???

あれ・・・、もう酔ったので無理です。

コメント (5)
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