魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

鉄人に挑戦 ついでに神の雫にも挑戦

2009年03月16日 | ワイン ~2019年
遠方(宮崎)より「鉄人」と異名をとる「なおなおさん」が
いらしゃいました。
さすれば!ということで、歓迎会(迎撃会)が行われました。


はじめは少人数でしたが、徐々に知り合いが現われ増えていきました。
これもなおなおさんの人望がなせる技なのでしょうか。

不思議と、集まるところ、(人や物も)には集まるものです。


さて、

1 1998 サヴィニー グランリアール(シモン・ビーズ)

軽いですが、クリアで酸が生きているせいか、だれることなく美しい。
とてもきれいな熟成をしています。案外こういったところが98年の
真価かもしれません。



2 2002 ヴォルネー サントノ(フランソワ・ミクルスキ)

こちらもきれいです。エキス分がしっかりと濃く、旨味がいっぱい
感じます。良いワインです。白の造り手ですが、赤もいけています。



3 2001 ジュヴレ・シャンベルタン(クロード・デュガ)

厚みがあり、濃いデュガですが、01年は軽めの年なので、程よい
くらいでしょうか。いや、それでもやはり濃いです。デュガ節が
あります。ヴィンテージの特性よりも造り手の特性が強いと思います。
でも、デュガは上質で美味しいです。



「なおなおさん」は年齢を感じさせないほどパワフルで、鬼の
ように強靭です。しかし、人柄はとても穏和な方で楽しいのです。

私の方が10年ほど若輩者ですが、とても太刀打ちできる相手で
はなく、「鉄人」vs「ラリラリ・ヘロヘロ・ピノ」でした。
(私は弱い方ですから当然のごとく完敗ですね)



さて、会も盛り上がった頃、こんなすごいのが出ました。
tantanさん、あなたはエライです。





98 ラトゥールです。ここは素直な感想でなく、神の雫風にやって
みましょう。(ついでに神崎ゆたかにも挑戦です)

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・・・庭にコケや緑の絡まった井戸、ジリジリと太陽に焼けたレンガ
の塀のそばを通り、門にたどり着いた。
私はしっかりとした木の扉を開け、その堅甲な城の中へ入った。

長い広大な回廊を歩くと、騎士の鎧が置いてあり、その槍の先は
壁に向いていた。

その壁には1枚の絵と小窓があった。
壁の絵はエンピツで描かれた柑橘やベリーの静物画だった。その下の
テーブルになぜか本物の黒いチェリーが置いてあり、私は思わず一粒
つまんでみたのだった。

そして小窓の先にはスミレやサクラ、花の咲いた風景が見えるが、
それはまだ少し遠いところにあった。
しかし、心落ち着く風が小窓から吹き入り、心を任せていた・・・。

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最近は滅多に飲めない5大シャトーですから、思い出しながら書いて
はみたものの・・・、

こげなもんでよかですか?


グランヴァンを飲ませていただきました折には、たくさん物語を
書きましょう。こんなもんでよろしければ・・・ですけど。
どなたか、お願いします。


さらに



こんなのも!

1999 シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・サンジャン(モーレル)

開いフルーツがのびのびと広がり、心地良かった。


さらに2004 Ch.ボーモンまでひと飲みしたような。

明るくきれいなフルーツで美味しかった記憶があります。


しかし、ちゃんと歩いて家まで辿り着きました。

めでたし。めでたし。

コメント (2)
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