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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

祝杯はピノだよね

2009年03月24日 | ワイン ~2020年
WBC、アメリカに勝利! 見事でした。

ただ、スタンドをよく見ると・・・・・外野席に空席が多い。
(内野席は多いようですけど)

つまりアメリカでは、日本ほど盛り上がっていなのが分かり
ます。空席なんですよー。

韓国やベネズエラなんかもかなり盛り上がってはいるとは
思いますが、本家アメリカはいまいちでしょうかねえ。


高校野球も長崎県代表の清峰高校も1回戦、見事な勝利。
十分に戦えそうで、期待できますよ。



さて、今夜は怪しいシリーズのピノで祝杯です。


2005 ヴィーニャ・プント・アルト ピノ・ノワール(ラロッシュ)
   (チリ、ピノ種、赤、3千円程度)

フランス、シャブリ地区で有名な造り手「ラロッシュ」がチリで
生産するピノです。
初めて手に取り、「へえ~、ラロッシュってチリでも造ってるんだ~」
と感心しました。

本家シャブリではあまりの不甲斐なさに、チリへ逃げ出したのか?
とも一瞬思いました。
だって、ここのシャブリはあまり良い思い出がないもんで・・・。
(まあ、それを言うならシャブリ自体好みではないのですが)


さて、そんなことはさておき、純粋にワインを味わいましょう。

香りは甘いです。ベリー系ではカシス、フランボワーズあたりで
しょうが、むしろオレンジピールや熟した柑橘系のフルーツが支配
しています。赤土や焼けたレンガ、熟した肉なども香ります。

味わいは優しくやはりニューワールドらしく甘めです。

しかしその甘さは違和感が少なく、クリーンでさえあり、えげつ
ないような、ニューワールド特有のケバさはギリギリで抑えられ、
むしろ甘さへ向かって、飲み手が求めさえする・・・そんな
フルーツの美しさが出ています。(ちょっと表現が難しいですね)

とにかく甘めですが、きれいで美味しいです。
その甘さを良しとするかどうかは好みかもしれませんが、私は
カジュアルなワインとしては、肯定的にとらえることが出来ると
思います。

アフターもフルーツの甘さがたなびいています。きれいです。


さて、明日はWBC決勝戦、対韓国戦です。
東洋の日本も韓国も、アメリカ大陸の本場の野球に負けない
ほど成長しているんですねぇ。

沢村がベーブルースに挑戦して以来、どれだけ月日がかかった
でしょうか、感慨ひとしおです。

コメント
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