魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ラストかも-猶大(ジュダ)-ドン・ラモン

2018年06月22日 | 美味しいもの
W杯ではアルゼンチンがまさかの敗北。

メッシを要するチームでも勝てない時は勝てないのだろう。
何があるか分からないのがサッカーであり人生。


そうそう、長崎ではミールスが食べられる貴重なお店、松山町にある「猶大(ジュダ)」
が6月27日をもって閉店。やはり何が起きるか分かりません。
ということで行ってきました。



遠いのでもうこれがラストになると思います。



チキンカレーのミールスをいただきました。




最後の雄姿か。





veryveryvery hotでオーダー。

ポリヤル、ダルスープ、ラッサム、サブジ、ガーリックアチャール、
そしてメインのチキンカレー。

ひとつひとつをゆっくりと噛みしめ、徐々にまぜまぜしていきます。

減っていくのがすごく淋しいものですねえ。
心の中でごちそうさまをしました。

このお店を惜しむ声も多いです。
これからミールスは福岡で食べるしかないのかもしれません。

今後このお店は英会話教室として再出発されるそうです。
ご成功をお祈りいたします。





そんな夜はこれ。
W杯でも強いスペインで。




2016 ドン・ラモン
   (スペイン、ガルナッチャ&テンプラニーリョ種、赤、千円台半ば)


香りはプラムやカシス、チェリーなどのフルーツ。ミネラルや蝋、ハムなど軽い肉臭、
ハーブや白コショウなど。


味わいは明るめでオークを感じ、気持ち甘さがあってとても親しみやすいでしょう。
決して重くはないけど旨味は溢れて、ナッツや木の程良い風味と融合しています。
多くの方に寄り添える味わいだと思います。時間が経つと開いてきてどんどんフレンドリー
な味わいになってきます。


どことなくスペインの持つフレンドリーさ、それはまるでラテン系の陽気さを思わせます。
「ワインのない1日なんて考えられるかい?」といった言葉が脳裏にかすめるほどです。
高級感とかではなく、自然に太陽の恵みや陽気で喜びを味わうことの出来るワインかもしれません。


嫌なことや残念なことがあってもこれを飲むと、ちょっとだけはゆる~い気持ちに
させてくれるかも?!ですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする