魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

山を越えよう

2011年01月15日 | ワイン ~2019年
アジア杯、シリア戦、大変でしたね。


オフサイドを取ってもらえず、GK川島が退場になるはめに。


しかしその後、ひとり少ないながらも頑張りました。
何とか勝ち越すことも出来て、とりあえずひと安心。


アウェーの厳しさも思い知らされました。

といってもあの判定は難しですし、審判はそれほどシリア贔屓
でもなかったとは思います。

長崎出身のDF吉田麻也選手も頑張っていますし、熱く応援
しましょう。

予選リーグを突破し、決勝トーナメントへ行って欲しいですね。




そんな山ありということで、今夜はこれ。





2004 Ch.ボーモン
   (仏、ボルドー、赤、千円台)


ボーモンとは「美しい山」、山を見ながらこのワイン飲むってわけ
でもありませんけど。


香りはコーヒー、カカオ、ブラックチェリー、黒砂糖などちょっと
過熟気味の果実の香りです。

味わいは最初はちょっとギスギスした感じですが、開いてくると
まろやかで優しくなります。果実味はやはり過熟気味で、あまり
保たなさそう。タンニンも細かくて優しいかと思いきや、ちょっと
トゲトゲしています。エキス、旨味成分もあるんだけど弱い。
いろんな部分で中途半端なイメージです。

やはりヴィンテージ的にうまくいかないのでしょうか。
残念ながら私の好みではありません。ただ、悪くはありません。


さて、次はサウジ戦。気合いを入れていきましょう!


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ごほーび

2011年01月14日 | Weblog

今まで知らなかったことっていっぱいあります。

先日携帯のカメラ機能で、ズームが出来るなんてまったく知りませんでした。
だってレンズが望遠鏡のように前に飛び出しませんからねえ。
でも拡大できるんですよねえ。

うちの子どもから「今どきズームの出来ない携帯なんてないよ」と
言われやってみたら出来たのでした。

驚きです。

 

 

 同様に知らなかったもの。

寒さの中、がんばったのでごほーびの品を買ってみました。


これです。





何だと思いますか?


バイクの部品です。


これ付けるとですね・・・・・

 

 

このグリップの部分が暖かくなるんです。

今まで後付けできるとは知りませんでした。

もっと もっと もっと もっと もっと早ーく気づいておけば、
こんな寒い思い、今までせずにすんだのに・・・・・

 

ただし、暖かいのは手のひらだけなんですよ。
手の甲は寒いのです。(それでも多少はマシですかね。)

結局はオー・マイ・ガー!


でもかなり嬉しいです。

 

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利益の訳

2011年01月13日 | ワイン ~2019年
牛丼チェーンの安売り競争が始まったようです。


「安い=消費者の利益」


この言葉はもはや正義とか世のため、だとか言えなくなって
きました。



デフレスパイラルで労働環境の悪化、切り捨てが起こり、ひいては
賃金や労働条件が悪化しますから。そしてその波はいろんな分野に
広がっていきます。


牛丼チェ-ン本部ではそれでも「利益は出る」と言っていますが、
仕事量が増えるので、同じ時給の中で労働量が増え、従業員
の負担増になります。そのこと関しては全く触れられていません。
つまり生み出される利益の訳は「労働負担分」なのです。


そう考えると悲しいですね。



で、片やタイガーマスク運動なわけですよ。

って私が言っても説得力がないでしょうか。





世を憂いながら、今宵はこれです。









2007 Ch.ナルドー
  (仏、ボルドー、メルロ種主体、赤、千円台)

プラム、コーヒー、黒糖など、若いワインですがしなやかな
イメージの香りです。

味わいはまろやかです。若いボルドーなのにフニャフニャと言えば
それに近いかもしれません。親しみやすいという表現もありでしょう。
若い酸やタンニンもそれなりにはありますが、案外飲みやすく
まとまった感じもします。

若いのにこんなに丸くて良いのでしょうか。
もう少し覇気を感じたいところではあります。
まとまりの良さなのかどうか分かりませんが、どこぞの品評会で
金賞を獲ってはいるようですが、赤ワインファンはこの若いくせに
小さくまとまってしまっているこのワインに、「もっと冒険せれ!」
くらいのひとことはアリかもしれません。

2009年のボトルなら採用できるかなあ。

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島村ジョーは出てくるか?

2011年01月12日 | ワイン ~2019年
「伊達直人」が最近は活躍し始めたと思ったら、「矢吹ジョー」
が出る始末。

そのうち「島村ジョー」(サイボーグ009、孤児院育ち)が
出てくるぞ!と予想。


各自治体は変なところに物を置かれる前に「伊達直人受付コーナー」
を作るべきではないだろうか。


そして思うのは、富の再分配をしないと世の中が成り立たなく
なってきているのではないだろうかという心配です。
「資本主義(自由競争)社会」はコンマ数パーセントの、ひと握り
の人間が世の中の大部分の富を牛耳ってしまうシステムであること
を実感してきましたね。(かといって私は共産主義者ではありませんよ)

やはりバランスです。ほど良いバランスのとれた社会がいいなあ。
出来るだけ多くの人が幸せになれたら、と思います。


どうやったらそうなるのか? 確かに難しいのでしょうが、
おぼろげにそう思います。




何事もバランス。ワインだってバランスが大事、というわけで・・・・・


今宵はこれ。奮発しました。エッヘン







2005 ポマール(パラン)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、4千円台)


イチゴ、スモモ、ブラックチェリーなど、赤、黒系の香りがします。
肉や革もありますが、フルーツの方が勝り厚みがあります。あとは
バイオレットや厚い花びら、軽くスパイス。


味わいは偉大な05年の厚い果実味、時間はかかりますが、美しく
花開きます。
充実した味わいはちょっとスパイシーでもあり、エレガント。
エキス分を感じさせるアフターにすらまだ見せぬポテンシャル、
たなびく甘美さが表れています。

美味しい! さすがに良いです。

ただ、もっと先が飲み頃でしょうが、うーん、その日に備えて
仕入れを増やそうか悩んでいます。

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普段着とよそ行き

2011年01月11日 | 美味しいもの

よく食べる(いや、ときどきですね)ラーメンですが
このふたつは対極的なイメージがあります。


まずは「げんこつ家」。





この日はしっかりと濃くちゃんと主張のある、でもしなやかさ
優しさのある味わいでした。
ちょっとレトロ、昔風の派手ではない、落ち着いた美味しさ。



そしてこちら。
初めて食べた「ラーメンわげ」の「味噌ラーメン」。





基本のトンコツに味噌入りです。

濃く、クリーミーでとろっとして厚みのある味。そして
ピリッと辛みが入って、フルボディ。これは良いです。
寒い時、暖まります。


こちらはどちらかというとモダンで今風の味。
数日前に書いた「お魚トンコツラーメン」(こちらが絶品
だと思う)なんてまさにそう。



もちろんどちらも好きです。

まさに普段着とよそ行きのような関係です。

このあたりが「たかがラーメン、されどラーメン」なの
かもしれません。


時々思います。フルコースのメインディッシュのところに
代わりに好きなラーメンで食べてみたいと。
ワインは飲めなくなりそうですが、一度やってみると
面白いかも?です。

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ワインバカはタイガーマスクになれるのか?

2011年01月10日 | ワイン ~2019年

今日はこんな記事がありました。


長崎に女性の「タイガーマスク」(クリック)


いやいやすごいです。立派です。

各地で「伊達直人」さんが活躍しているようですね。
私だったら「ラリラリ・伊達直人」と書くでしょう。
もしも、そんなプレゼントが見つかったら、多分私からですよ。


私も子供のためにワインをプレゼントしたいところですが、
お酒を飲ませてはいけないのでやめておきましょう。
所詮ワインバカはタイガーマスクやあしながおじさんになる

ことは無理なのかもしれません。



さて、すでに酔っている今夜は・・・
(ビール飲みながらサッカーを見ていた)



2007 ラ・カソナ
  (スペイン、モナストレル種、赤、千円台前半)

プラムや熟したイチゴ、ブラックチェリー、中程度のベリー。
紅茶やプーアール茶、コーヒー、ちょっと控えた感じの香りです。

お茶系の風味は果梗からくるのでしょうか?
良い、悪い、ではなく考えてしまいます。

味わいは意外とつつましやかで、どわっと甘さや旨味が出るタイプ
とも違って、ほど良い加減です。かといって愛想が悪いほどでも
なく、絶妙です。つまりこれは飽きない。

その奥にはしっかりとしたポテンシャルも感じつつ、料理にもいけ
そうで、単体デイリーとしても満足できる、いいやつでしょう。
意外といけます。ぜひ一度トライしてくださいね。


さてと、本日はちょっと用事がいろいろとあって、まあ、祝日です
けどお休みです。すみません。

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そして伝説へ

2011年01月09日 | ちょっと怪しい

新たなラーメン店発見です。


「くじらラーメン」があった場所。思案橋の電車通り。
店が変わっていました。






「つよしくんらーめん」と書いてあります。
もしかしたら「つよしくんら~めん」なのかもしれません。

「くん」と「め」の字が小さいですよね。ここは小さく発音するの
かもしれませんよ。


略して「つよらー」なんて皆さん言うようになるのでしょうか?

店名も変わっていますが、問題は立ち食いなんですよね。
やっぱり座って食いたいなあ。


いやいや、そこではなく、私がもっと突っ込みたいところがあります。

 

「つよし」の文字の左上の方に小さく「そして伝説へ」と
書いてあるんです。



そして伝説へ!



これはドラクエ世代を呪縛する言葉。

すごいぞ、このお店。

近くに「ルイーダの酒場」でもオープンしないだろうか。


ただ、まだ食べてないんです。 そのうち攻めますかねぇ。

 

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美味しさの科学

2011年01月08日 | ワイン ~2019年

今日はこれに目が釘付けになった。

BS放送の・・・

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アインシュタインの眼「ラーメン 驚異の美味世界」

  • スープと麺と具。たったこれだけの組み合わせで、人々の舌を唸ら
  • せるラーメン。職人はどのようにして奥深い味を作りだしているのか、
  • “うまさの法則”に迫る。
  • ---------------------------------------------------

    太いちぢれ麺よりも細いストレート麺の方がスープとよくからむという結論。

    さらに油分こそ美味しさと思っていたら、油の部分は骨のエキスの香りが
    入っていて、その香りの豊かさこそが正体だった。

    どんぶりは上部がせまいものの方が、スープの油分の層が厚くなって
    濃厚でコクが出る。

    などなど・・・。

     

     

    一度ワインの美味しさも科学して欲しいと思います。

     

    そんな夜にはこれ。

     

     

     

    1995 Ch.ビエット(ビレット?)
       (仏、ボルドー、赤、千円台)

    香りはフランボワーズ、柑橘、オレンジピール、フランボワーズ、
    焼けたレンガなど。

    味わいは15年熟成の割には元気です。優しくしなやかでタンニンも
    こなれてはいますが生きています。

    開けたては元気ですが、ただ、途中から味わいが平坦になって
    きます。やはりこの価格で複雑味を求めるのはちょっと酷なの
    でしょうかねえ。

    でもそれなりにちゃんと美味しくは飲めます。
    このあたりはエライです。でもちょっと退屈。ワインの難しさを
    実感しております。

    輸入元のセールで買ってみたのですが・・・・・、セール品(さばけ
    ない在庫処分だったりする可能性が高い)はリスクは付きもの
    なんでしょうか。

     普通に熟成したワインを味わってみたい方にはお手軽で良いかもです。

     

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    よく見ると不思議なチラシ

    2011年01月07日 | ちょっと怪しい

    まあ、どーでもいい話題です。

    年始のチラシで面白いものがありました。

     

     

    これです。

     

     

    どれだと思いますか?

    そう、「金茶さや 台付」でしょうね。

    これがセールになって、「おお、金茶さやが安いぞ、欲しいな!」って思った方が
    どれくらいいらっしゃるだろうか?と、つい想像してしまいました。

    このお店の感覚ってすごいと思いました。

     人の価値観って、相当違うんですね。

     

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    麺もスタートです。

    2011年01月06日 | 美味しいもの

    さてと、新年からのラーメンですが・・・・・

    まずは長崎市民としてこれでスタート。



    三八ラーメンの焼きそばです。なぜかこのお店ではラーメンは
    あまり食べないんです。

    私の中ではこれはラーメンの仲間ですよ。だってスープが付いているから。

    量は違いますが、私の中では焼きそばとスープの重要比率は同じくらいです。
    焼きそばもスープの味がして(トンコツ焼きそば?)美味しいです。
    ただ、B級的なちょっとべったり感はぬぐえないですが、これぞ長崎市民の
    ソウルフード的味わいでしょうか。お客さんもとても多くて多くの方に愛され
    ているのが分かります。

     

     

    さて、次はこれです。「ラーメンわげ」のお魚とんこつラーメン。

     

     

    前から気になっていたのでチャレンジしてみました。

    噂ではかなり美味しいとのことでしたが・・・・・素晴らしい!満足です。

    ちょっとだけ油分が多く感じたのですが、トンコツと魚介系の“節”の味わいが
    見事に融合。一杯のドンブリの中で見事にまとまっています。それぞれの
    旨味(肉系、魚系)はけんかすることなく、複雑味を奏でニュアンス豊富に
    主張しています。

    長崎では他にないタイプの味わいで、これをお読みの皆様、ぜひチャレンジして
    いただきたい味わいです。

    個人的には次回は出来るなら「微妙に油少なめ」でお願いしたいと思いました。
    今も思い出すと、また食べたくなるくらいの美味しさでしたよ。

    何だかんだ言って、今年も美味しいものは見つけていきたいですよね~。

     

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    今年も素晴らしいワインと出会えますように。

    2011年01月04日 | ワイン ~2019年

    みなさま、お正月はいかがでしたか。


    私は元旦早々、近所のおばあちゃんがうちのそばで倒れていたので、起こして
    おばあちゃんの家に連れて帰ろうとして、向かいの家の方や民生委員の方を呼んで、
    てんやわんや。

    おばあちゃんは帰るのを嫌がるくせに、自分ではまったく立ちあがれず、救急車出動。
    それをだっこしたりして大変でした。これがかなり重くて、介護の方の苦労が

    忍ばれました。

     

     そんな元旦のスタートでしたが、本年もワインまいりますよー。

    新年最初のワインはやはりピノでいきましょう。

    今年も素晴らしいワインと出会えますように。そんな思いを込めて・・・・・

     

     

     

    2005 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・フルリエール(J・J・コンフュロン)
       (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、6千円程度)

    香りはチェリーやイチゴ。赤系ベリーの若々しさ。さらにバニラや新樽を思わせる木。
    奥の方に革や肉系の旨味を感じる香り。

    味わいは濃くチャーミングな果実味が充実。新樽のバニラ風味も感じつつの・・・
    しかしこの新樽香は今でこそ若くて、ある程度出ていますが、そのうち落ち着くことでしょう。
    その頃がひとつの飲み頃なのかもしれません。

    この旨味の要素も現れた魅力的な果実味は、今でももちろんおいしく飲めます。しかし
    これから先もずっと美味しいと思わせます。

    ただ、このワイン、もうどこにも残っていないかもしれませんが、もしも見かけたり、お持ち
    の方は5年後くらいを目途に一度トライしてやってください。

     

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    今年もよろしくお願いいたします。

    2011年01月01日 | ワイン ~2019年

    明けましておめでとうございます。

    本年もこのブログ、ならびに当店をよろしくご愛顧お願い申し上げます。
     

     

    ここは香焼島より伊王島大橋を望んでいます。もうすぐ開通予定です。

    ワインがみなさまの架け橋となりますように、多くの方をつないでいけたら、

    また当店や私も、多くの方とつながっていきたいと思っております。

     

     

     

     

    しかしいきなりの雪景色となったお正月。

    南国長崎県民には、「ここはどこ?」状態です。

     

     

     

    年末年始のお正月商戦にとって、多くの小売店で大ダメージだったのでは
    ないでしょうか。

    こんなんじゃお客さんに来ていただけませんよー。
    それでも大みそか、何名かのワインのお客様は来店していただけました。
    心より感謝です。


    さて、お正月はのんびりとします。
    酒も飲みますし、曲も作ります。楽しみだ~。

     

     

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