ブランディングの町から、直線距離で360km南にあるフラッグスタッフに、ヘリコプターで搬送されたYoさん。
Yoさんの状態は安定していて、左肩と左下腿の打撲、骨盤右の骨折については、痛み止めが効いているらしい。
しきりに、「ゴメンなぁ、ゴメンなぁ」(みんなに迷惑をかけた事)と言っていると聞くと、可哀想になってきます。
グランドキャニオンの南にあるフラッグスタッフの病院に搬送が決まったとき、「病院名は?」と聞いたら、「フラッグスタッフ・メディカルセンター」答えが返ってきました。
聞いているみんなから「なんだ、そのままじゃん」とつっこみが。
フラッグスタッフ・メディカル・センターと言うと、4月末に100mの平泳ぎの金メダリストだったノルウェーのオーエン選手が緊急搬送された病院です。 ロンドンでの北島選手のライバル、オーエン選手は、若かったのに残念な事でした。
ブランディングのエマージェンシーに救急搬送されたのが金曜日の夕刻、ヘリで搬送された時刻は土曜日の深夜だったので、土曜日は手術前の検査や準備などで、手術は日曜日の午前中になるようです。
今は、ドクターにすべてを任せる他には、私たちに出来ることは何もないので、手術が行われる日に病院に見舞いに行く事にして、ツーリングは続行することにした。
都合の良いことに、我々のツーリングコースに入っているウィリアムズの町とフラッグスタッフ間の距離は、わずか35マイル。ルート66を駆逐した州間ハイウェイ40号を走ると、30分そこそこで行くことができる計算です。
実際のルートは、土曜日の宿泊地タサヤンTusayanから、UT-64 US-180と走って、フラッグスタッフの病院へ、そこからI-40でウィリアムズに向かう事にしました。
50マイルほど余計に走りますが、Yoさんの見舞いもかねてアリゾナの肥沃な大地を走れるので、良いコース取りになるはずです。
英語がからっきし駄目なYoさんの病院には、ラスベガス在住の現地スタッフのKojiさんの奥様が向かっているとの事なのでちょっと安心です。