LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

グランドサークルツーリング 6/22 ⑦ バレー オブ ファイヤ

2012-07-04 22:11:07 | 2012北米ツーリング

砂漠をまっすぐに突っ切って走る15号フリーウェイの走行にもようやく慣れ始め、周りの単調な景色にもちょっと飽きてきた頃、脇道の169号地方道に乗り入れました。 緊張感が、ピシッと体を走ります。 こんな表現で判ります?

目的地は、バレー・オブ・ファイヤ州立公園。 片側一車線の道路を、40マイル以上の速度で走ります。 速いなぁ。 ま、対向車なんて、一台も来なかったんですけどね。

砂漠の中に、たった一本だけしかない道を走っていくと、周囲は赤い岩山に変わってきて、その中にぽつんと小さなゲートが見えてきました。

若い係官がいたけど、終日、こんな所で一人で仕事をするって、大変だろうなぁ。って、こんな時、Not of your Business (よけいなお世話だ)っていうんでしたっけ?

こじんまりとした駐車場には、休憩所とバーベキューができるように炉が作ってあるけど、こんな何にも無いところまで、わざわざバーベキューを楽しみに出かけてくるんでしょうかね。

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でも、何もないなんて言ったら、怒られそうです。 なにしろ、ここは1億5千万年前の恐竜の時代に、堆積や浸食や隆起を繰り返してできたらしいですからね。

ジュラ紀や白亜紀なんて、恐竜好きならたまらないかも。

駐車場には、野生の山羊が一匹いて、こちらをじぃっと見ていました。 警戒していたのか、餌を期待していたのか。 

怒らせると怖いぞ!と脅されたので、近寄らないことにしましたが。

ビッグホーン・シープですかねぇ。 へぇぇ、動物園以外では、初めてみましたね。

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ここは、先住民がまつりごとをした場所だと言うことで、壁には壁画も残されていました。

 

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展望台から見える景色も、アメリカに来たぁと感じさせられますが、それにしても暑い。水、

サポートカーの大型クーラーボックスには、よく冷やしたビールと水が何本も入れてあります。 もちろんビール(バドワイザー)はタンデムのリヤシートとホテルに着いた時の一杯用です。

私たちは、水の500mlボトルを1$で買って飲むんですよ。 

ショップでは、1$20¢で売っていました。 

で、飲みきらずにバイクに積んで走ると、次に休憩の時までにはお湯になっているんです。 まいったな。

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Valley of Fireと言われるのは、赤い岩が連なっているので、朝日や夕日を浴びると、燃えているように見えるからなのでしょう。

 









駐車場からしばらく走ったところに、都会から荒野の中に移り住んでいた人がいたようで、記念碑が残っていました。

道路の左手下が住居跡。 それにしても、すごい所です。

これでも、州立公園ですからね。 国立公園になると、どんな規模になるんだろう。Photo_11  













再び、フリーウェイ15号に乗って、St.Geogeの町でお昼ご飯。  

「ハーフ&ハーフ」と頼むと、焼きそばや焼きめし風のが半分づつ、それにおかずが2品選べるシステムでした。

私が選んだのは、焼きそば。 ドリンクは、いちばん小さなカップで注文しましたが、それでも日本のLサイズはありますね。

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さて、ザイオン国立公園に向かって、スタートです。


グランドサークルツーリング 6/22 ⑥ インターステートフリーウェイ15号

2012-07-04 06:39:09 | 2012北米ツーリング

アメリカ西部の朝です。 厚手のカーテンを開けてみると、窓からは昨日と同じ真っ青な空。  わ! 今日も暑くなりそうだなぁ。

今日から、いよいよグランドサークルを走り始めます。 でも、昨日の暑さを思うと、ちょっと気分もなえ気味なんだけど。 

それでも、腹が減っては・・・とホテル迷路の先のレストランを目指しましたよ。

エレベーターはあちらこちらにあるんだけど、途中階が抜けていたり、目的階まで行かなかったりと、とても判りづらいエレベータで1階のカジノに降りて、カジノを抜けた先のエスカレータで2階に上がってやっと朝食会場のレストランに到着。
なんて、判りづらいホテルなんだろう。
文章も判りづらいと、イライラしますね。

そうそう、昨夜程じゃないけど、カジノはまだまだにぎやかでした。

朝食を取りながら、今日のルートや注意点の打ち合わせのはずだったのだけど、誰も地図を持ってきていないし。 仕方がないので、出発前に駐車場でもう一度ルートを確認することになりました。 なんてこったぃ。

迷路のようなホテルのエスカレータや階段をクリヤして部屋に戻ったのだけど、レストランに帽子を忘れてしまった。 出発時刻が迫っているのにね。 

なんてこったぃ。

走り出す前から、汗をかきたくないっ。  でも、みんなを待たせると申し訳ないし。

で・・・朝から、汗が拭いても拭いても、流れてくる羽目になりました。

レストランに到着すると、受付のおねぇさんと保安要員の厳ついお兄さんが「何か?」みたいな顔でお迎え。 

それでもなんとか通じるもので、 Forgot my cap!だけで通じたようで、笑いながら渡してくれた。 サンクスです。お別れは、聞き慣れたHave a nice day!

置き忘れたのだから、正しくはmisplace  my capなんでしょうけどね。 その場では、さび付いたメモリーからは、そんな単語は出てきません。

荷物を持って急いでバイクの所に行ったら、なんだ、一番乗りじゃないか。そんなに急がなくてもよかったのに。

なんてこったぃ。

がっくし

Kojiさんのサポートカーは、ダッジのピックアップ。

今日はバイク運搬用のトレーラーを引いてきています。

ハーレー3台までピックアップできるらしく、こちらでは2500$ほどで買えるらしいんですよ。

なんだか、日本と比べるとうらやましいぞ。

昨日のハーレーショップには、ハーレー純正のトライクが置いてあったし。 

サポートカーに荷物を積み込んで、お互いのバイクをつないでいたワイヤーロックとディスクロック、ハンドルロック、エンジンキーロックを外したら、やっと出発準備完了です。 保険をかけてあるとはいえ、盗まれると大変ですからねぇ。

駐車場から、モノレールの線路の下をくぐって、一般道へゆっくりと進入して行きます。なにしろ、赤信号右折とか左折とかになれていませんからね。  

左折の赤矢印は、どういう意味の信号なんでしょうか。聞いたような気もするけど、忘れてしまった。

15号フリーウェイに乗ると、最初はサポートカーが60マイル/時くらいで先導してくれて、だんだんと速度に慣れてきたら制限速度の75マイル近くで走ってくれます。

しばらく走ると、周りは広大な砂漠に変わりました。

 「二つの祖国」や「山河燃」、「99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~」で取り上げられたマンザナー強制収容所はこんな所だったのかなぁと思わされるような、荒涼とした風景でした。 

ネバダの道は、ほんとうにまっすぐです。 北海道の直線路を10も20もつなげたような道ですね。  

少しの違いはあるんだけど、基本的には変化に乏しい景色がどこまでも続きます。 それに、町なんてほとんどないし。 

次の町まで50マイルね!なんて、すごいところに来てしまいました。 

フリーウェイの対向車線は、500m程も離れた所を走っているんですね。 

しかも、道路の周りには1車線分くらいの幅のセーフティゾーンがあって、そこは路面がガタガタ。

なので、もし車の運転中に居眠りなどをして道路からはずれても、振動ですぐに目が覚めるようにしてあるのでしょう。

事故は起きるものとして考えて、そのリスクをどのように減らすかと言った、安全についての考え方の違いでしょうね。 日本、ちまちま過ぎです。 

それにしても、70マイルほどの速度で長時間走り続ける私たちの一団を、乗用車やトラックが10マイルから15マイルほどの速度差で追い抜いて行きます。

昨日、上空から見た景色を走っているわけで、前後左右とも遙か彼方まで砂漠がつづいています。 言葉で表現のしようがないですね。 わかものたちが使う「やばい」という表現が一番便利かもしれません。

さて、そろそろ15号フリーウェイから離れて、ちょっと寄り道、Valley of Fire州立公園です