LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

グランドサークルツーリング 6/24 21 グランドキャニオンの夕陽

2012-07-13 19:48:36 | 2012北米ツーリング

ホースシューベントを後にして、 US-89を南へ60マイルほど走った所にあるCameronの町からUT-64に右折、グランドキャニオン サウスリムを目指します。
Pageからグランドキャニオンまでは、153マイル、約254kmあるので、時速60マイルでも、3時間近くかかる距離ですね。 

それでも、日没前のグランドキャニオンは絶景だ!と聞くと、是非見てみたいと思うから、う~ん、気合いを入れて走らないと 。

US-89からUT-64に入ると、道はなだらかな登りになっていて、速度はほとんど落とさなくても走れる道なので、ぐんぐん高度をあげているのでしょう。                                             
グランドキャニオンのビューポイントの一つでもっとも有名な、Navajo Pointに着きました。
 
駐車場には、夕陽のグランドキャニオンを見ようと言う多くの観光客がいました。
この人達も、今夜はツサヤンあたりの近くのホテルか、モーターホームに宿泊なのでしょう。



駐車場には、ハーレー社が限定で販売したフォードのピックアップトラック(F-15)に乗った男性がいて、さかんに話しかけてくる。

  
東洋人がアメリカ製のバイクに乗っていると、嬉しく感じるのかもしれません。 
話しかけてくるのはうれしいのだけれど、いまにも夕日が沈んでしまいそうなので、焦ってしまいます。 (汗)



グランドキャニオンは、岩肌の凹凸まではしっかりと見えずにうっすらと霞んでみえるのが残念でした。 
UVフィルターを通しても、観光パンフレットのようにはくっきりはっきりとは見えませんね。


今夜の宿があるTusayanツサヤンは、6マイルほど下った所にあります。 宿に向かいながら、いくつかのビューポイントで写真を撮ったり眺めたり。

グランドキャニオンからツサヤンへの道は、緑の豊かな林間を抜けて行く、バイクを走らせていて気持ちの良い道です。
宿は、Red Feather Inn。 
部屋があちらこちらに散らばっているので、時間と集合場所を決めておかないと、集団で動くことも出来ません。

私たちの部屋は、駐車場のまえにある階段をあがった便利な所でした。 ドアを開ければ、駐車場の様子が一目でわかるし。

駐車場でバイクの荷物を下ろしていると、ハーレーの写真をさかんに撮っている女性が。
私のバイクのリヤシートには、おみやげのTシャツをいれたゴミ袋みたいなのが載せてあったので、これじゃあまずいだろうと、どけてやると、にっこり笑って何か言うのだが、聞き取れない。 英語らしいのだが・・・なのか?
どこから来たのかと聞くと、シドニーだと。そりゃあそうか。 オーストラリア訛りだと、聞き取れないよなぁ。





夜は、近くのステーキハウスYipee-ei-o!! The Steakhouseに行って、カウボーイステーキ。なかなか美味しい。
Tボーンステーキなども、魅力でしたけど。
アルミホイルの中は、丸ごとポテトです。


丸ごとポテトがあちこちで出てきますが、アメリカ人はポテト大好きなんですかね。

食事の後、駐車場で男どおし(Fさん、Mさん)でダベっていると、イングランドから来たという女の子が話しかけてきた。 
こちらはわかりやすい英語でしたねぇ。でも、若い女の子と共通する話題を見つけて話をするのは、おじさんにはもう厳しすぎますので、早々に退散しました。 

明朝は、朝陽のグランドキャニオンを見るために、4:00起床 4:40出発の予定です。


グランドサークルツーリング 6/23 ⑳ ナバホランドからPageへ

2012-07-13 08:41:57 | 2012北米ツーリング

 モニュメントバレーからUS-163をさらに進んで、カエンタ(Kayenta)の町に入ります。

町といっても、ガソリンスタンドと小さなショップがいくつかあるだけだから、車だとあっという間に通り過ぎてしまうくらいの小さな町です。


ここで、US-160を左折して西に向かうのだけど、これから熱波のナバホ平原を疾走することになるので、バイクにはガソリンを、人には水の補給と不要な水分の排出作業をすませておきます。


砂漠地帯の乾燥した空気の中では、日本の冬と同じようにクチビルがカサカサになる事を学習したので、ガソリンスタンドに併設されているショップでリップクリームを購入。 
男性用と女性用の区別があって、値段は3ドルはしなかったので、200円くらいか?リップクリームなんて、冬しか使ったことはなかったのですけどねぇ。

水でびしょびしょに濡らしたバンダナで鼻と口を覆ってから、ヘルメットをかぶると気持ちいいのだけれど、10分も走るとカラッカラに乾いてしまいます。 西部劇のギャングスタイルは、見た目はなんとも微妙なのだけど、けっこう使えます。 
洗濯物は良く乾くので、うちの奥さんだったら喜ぶことでしょう。



US-163からUS160に右折して,Page方向にバイクを走らせると、真っ平らな平原を一直線に伸びる道路。道路に平行に鉄道線路も走っています。長い長い貨物列車とも遭遇しました。 前3両、後ろ2両のディーゼル機関車で引っ張っているんですね。 長さは、2~3kmもあるように見えました。

途中、ナバホ平原とメサが見える所で、インデアンジュエリーを売っているナバホの女性の店で休憩とショッピング。

アメリカ国旗とアリゾナの州旗、ナバホ共和国の旗が掲げられていました。
ナバホの旗は、どこにも売っていないらしいのだけど、2枚あるので一枚を譲ってあげてもいいよとのことで、M社長の奥様がゲット。


ページの町に入ると、大型のボートや巨大な観光船を積んで走る車が目につくようになってきました。 
観光船の中古センター?かと思えるように、広いスペースに大きな観光船を数十隻置いてある所もありましたね。
みんな、人造湖のミード湖で使うための物らしいのですが、日 本とは規模が違いますね。

コロラド川を下りながら、ホースシューベントやグランドキャニオンなどを楽しめるツアーもあるようです。


昼食は、中華レストランのバイキング。先に飲み物を注文するのは、どこの店でも同じ。 水しか注文してませんけど。

料理を皿に取り分けていると、あちこちから日本語が聞こえます。 聞いてみると、JTBのツアーでロサンゼルスに来て、グランドキャニオンとホ-スシューベント、アンテロープキャニオンを見て、モニュメントバレーに行くという、一泊2日のオプショナルツアーに参加してるらしい。

バイクで行ってきたんだよと言うと、いいなぁと羨ましがられました。 

リップサービスでも、良い気分です。
予定にあったアンテロープキャニオンは、時間が無くてカット。 朝の出発時刻が遅くなったためで、ちょっと残念でしたけどね。

次に向かったのは、ホースシューベント。
駐車場にバイクを駐めたら、歩きやすい靴に履き替えたり飲み水を持ったりと、ウォーキングの準備です。

ブーツの底はビブラムソールなので、そのままでも歩けそうだったのだけど、念のために運動靴に履き替えて、水に浸したタオルを首に巻いてと。

あれ? 帽子が無い。 どうやら、昨夜のモーテルに忘れてきたみたいです。 

帽子無しでは厳しいので、Hさんに借りた帽子をかぶって歩き始めました。


砂丘を登りきると、コロラド川まで続く砂漠と、その向こうに広がる岩の大地が目に飛び込んできます。観光客がゴマ粒のように見える所まで、砂地に足を取られながら歩くことになるけど、 まだ、結構な距離がありそうだ。



空気が乾燥しているので、汗が流れることはないのだけれど、それでも汗だくになりながらホースシューベントの全体が見える所まできました。
一面に真っ平らに広がる岩の大地に、コロラド川が削り取った深い峡谷だけが突然現れてきます。

下をのぞき込んでみると・・・・・こりゃぁ、高いなぁ。 

川下りの観光ボートが、小さく見える。

川の中程に、ボートが引く航跡が見えます。 

怖くても下は見たいようで、みんな恐る恐るのぞき込んでいました。


上流にダムが出来るまでは、コロラド川は赤く濁った濁流が流れていたといいますが、いまは透き通った綺麗な水に変わっています。 

でも、生態系などはだいぶ影響を受けたと聞くと、複雑な気持ちになりますね。

丘のてっぺんには、休憩所が作られていましたが、アメリカ人は砂漠の暑さにも強いのでしょうか、休んでいるのは私たちだけ。 遠くにPageの町が見えます。


ここから、グランドキャニオンまで、約250km、まだまだ、だいぶ距離があるけど。

グランドキャニオンのサンセットを見たいので、その時刻までにはビューポイントに着きたいけどなぁ。