窓の外に、カリフォルニアの海岸が見えてきたんじゃないか? そうだそうだ、おぉ、いよいよアメリカかぁ、ここを走るんだよねぇ。
ん?耳が詰まると思ったら、飛行場が近づいたんだな。ぐんぐん高度を下げてるって事は、静かなる墜落と言ってもよさそうだな。
さて、そろそろ着地かな?
ん、ドスンと尻に響いたぞ。 着地はけっこう荒っぽいね。韓国空軍上がりのパイロットかもしれないな。
地上滑走が長いねぇ。 まだ、ターミナルも見えないし。 いったいどれくらい離れた所に着地したのかね。
おぉ、着いた着いた。 いよいよアメリカ上陸か。 みんな、必要な書類の準備はOKですかぁ?
ここが出入国審査カウンターか。 づら~っと受付のブースがあるけど、はぁ、どこも長蛇の列だねぇ。
ま、ここはおとなしくみんなで並んでいようか。 あれ、えらく体格の良い女性係官が何か合図をしているし。なんだ? 別の列に並べって言ってるのか?。
俺たちはここで良いんだけどな。 しつっこいな。わかったよ。行きますよ。
みんな素直なので(笑)言われた列に並んだけど、いっこうに進まないじゃないか。 おいおい、ほかのカウンターは誰もいなくなってるぞ。 残っているのは自分たちのカウンターだけになってるじゃないか。 なんで?
はいはい、これがEチケットとパスポートね。 ESTAは完璧のはずだし。
なに?指紋採取をするって? 指を当てる? はい、これで良いのね。
顔写真は撮ったのかな? なに、purpose ? 観光に決まってるじゃないか。サイトシーイングだって。Sightseeing
次に、なんじゃら stay? 日数か、え~と、6日だからシックスデイで良いんだな。 なんとかなるもんだ。
となりでは、Mさんが頑張ってるね。 うん、Mさんも無事通過したようだ。
さてと、ここからが問題なんだよね。 乗り換えは自分たちだけでやらないといけないし。 ツアー会社のスタッフは、バゲッジエリアで係官に聞けって言ってたよな。
そうそう、大韓航空のカウンターでもらったAmerican Airlineのチケットを準備しなくちゃ。 それからっと。 誰か優しそうな係官はいないかな? うん、この人でいいか。
すみませ~ん。 これ、どうしたらいいですかぁ?って、もちろん英語(ジャパングリッシュですけどね 笑)
新しく、航空券を発行して貰わないといけないのか? 荷物は受け取って預け直すのか、そのまま目的地まで送られるのか?の2点なのだけれど、そんな内容の英語会話に自信があるわけがないじゃないか。
誰か、英語を話せる奴がいると助かるのになぁ。 俺しかいないのか。 しょうがない。頑張ってみましたよ。 で、なんとかOK。 なんとか通じるもんだね。
周りはアメリカ人ばかり?かどうかわからないけど、にぎやかな人が多いんだねぇ。やっぱりアメリカだよねぇ。 このあと、踊ってたし。
さて、次は空港を出てから、歩いて国内線のAAカウンターに行くんだよね。
ん?Mさんが、地図がしっかりわかっているみたい。 すぐ近くなので、バスよりも歩いた方がはやいんだね。
搭乗ゲートはこっちか。 おぉ、ここだ、この飛行機みたいだ。 もう、汗びっしょりで嫌になるねぇ。 はやく、ラスベガスに着いて欲しいぞ。
出発時間は、まだまだ時間があるよなぁ。 じゃぁ、腹ごしらえでもしておこうか。
みんな、何かおなかに入れておいてねって、麺類かどんぶりものなんてのは・・・・・ないか。 当たり前だって。
売店にいけば、英語をしゃべれなくてもサンドイッチくらいは買えるだろう。 Hさんが買ったのは、ローストビーフサンドイッチと牛乳だな。 そうだな、ローストビーフなんてのも、アメリカらしくて良いかもしれない。
なんだ、この肉は。パンはでかいし、ローストビーフも大量だけど、パッサパサで、日本のローストビーフのしっとり感はないんだな。 期待した自分が、馬鹿でした。 パンは旨いんだけどね。
ゲート前で、時間を潰しますかね。
椅子がすくないので、アメリカ人たち?、床に座り込んで待っている人たち多数。
隅の方では、大の字で寝ているのも3人ほどいるし。
自由だなぁ。
でも、あれ? よぉく見てみると、Yさんたちじゃないか。 外国の空港ロビーで大の字って、なかなかまねはできないぞぉ
ロス空港からラスベガス空港までは、どれくらいかかるんだ? なになに、1時間ほどで着くのか。じゃあ、あっという間だな。
なんだ、今まではグリーンが見えていたのに、ここらあたりは一面赤っぽい色になってきたぞ。 そうかぁ、砂漠の上を飛んでいるんだね。
赤茶けた岩山と砂の大地の上に、定規でまっすぐに線を引けば、こんな道路と鉄道線路ができるよね。
明日から、こんな所をバイクで走るのかぁ。すごいところに来てしまったなぁ。
空港についたので、荷物を受け取りに行こうとするのだけど、バゲッジエリアがわからない。 あれ、みんなトラム(電車)に乗って、どこかに行ってしまうし。
パニック寸前、通りかかった係員?に勇気を振り絞って聞いてみます。 発音も文法も正しいかどうかは、この際、気にしない。
Where can I get to Baggege Area?
すると、目の前のトリムに乗れ。着いた所がバゲッジエリアだと言う。
助かったぁ。 ツアー会社も、これくらい前もって説明しておけよなぁと、ぶつぶつ。
トリムを降りると、階段の下にターンテーブルが見えます。 やったね。ここで正解じゃないか。
階段を下りていくと、アメリカの手配会社 FREEDOM AMERICAのKoji Kimuraさんが私たちを迎えに来てくれて
いました。 会えてよかったぁ。
今日の画像は、ほとんど増さんからの提供です。