LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

グランドサークルツーリング 6/23 ⑫ ブライスキャニオン

2012-07-07 15:35:32 | 2012北米ツーリング

サポートカーの荷台にキャリーバッグを積み込んで、バイクのロックを外したら出発準備は完了です。

Mさんのバイクは、サポートカーの後ろに引いたバイクトレーラーに、がっちりと固定されて乗せられて、Mさんはサポートカーの助手席です。

私たちは、Mさんの乗るはずだったバイクの見ながら、走るんですねぇ。

残念だけど、Mさんは、今日一日、車の助手席が我慢してもらいましょう。 無理して走って、この後のツーリングが全部台無しになるよりは良いでしょうからね。

レッドキャニオンを抜けてブライスキャニオンに向かう道の両脇には、日本でもよく見られる黒松のような松の木がはえている。

昨日から砂漠地帯と岩山しか見ていないので、こんな風景を見ると、なんだかほっとするんだなぁ。

UT12から左折してブライスキャニオンに向かう途中の町で給油です。 すごくにぎわっているけど、ブライスキャニオン観光の人たちは、みんなここで休憩なのかな。

ガイドのKojiさんは、ちょっと用事があるからと、道路向かいの郵便局へ行ってしまいました。 

燃料の補給が終わって、バイクを並べていると、Iさん。

「モーテルの鍵を返し忘れたので、Kojiさんにお願いして、郵便で送り返すことにした」らしい。 
あちゃぁ。やっちまいましたね。


ビジターセンターをすぎた先から続く坂道を、ぐいぐい登って着いた先は、ブライスポイントと言う地点でした。 標高は2500m程、清潔でちいさな休憩所があるだけですが、有名なビューポイントらしい。

観光バスや自家用車などが、ひっきりなしに上がってくるのだけど、チリ一つ、空き缶一つ落ちていません。マナーの良さに、感心します。


駐車場で、ピカピカのシルバーのBMWに乗ったタンデムライダーが声をかけてきたので、ちょっとご挨拶。 カナダのケベックから来たんだって。

ケベックって言うと、カナダの東海岸だから、すごい距離を走ってきたんだよなぁ。

ここでは、ハーレーもBMWもカワサキもトライアンフも、バイク乗りはすぐに友達になれてしまう。

ここに来るまでの間にも、たくさんのバイク達と遭ったけど、みんな左手を斜め下にのばしてサムアップする挨拶をやっているんだ。 けっこうスマートだし、格好いいんだよね。 日本では左側通行だから、アクセルから手を離さないといけなくなるから、無理か。

ブライスポイントまで、歩いていくと、そこには思わずハッと息を飲み込むような景色が眼下に広がっていた。


岩でできた針葉樹が、大きな盆地一杯に広がっている風景と言えば良いのだろう。もちろんカメラに収まりきれる大きさでは無い。白く光る岩肌も。  


トレールコースで何か動いているのが見える。 目をこらしてみると、トレッキングを楽しんでいる人たちだ。 馬に乗っている人たちもいる。いいなぁ アメリカだなぁ。


 

「どこが良かったか?」って、聞かれたとき、「良かったとしか言いようが無いので、自分の目で見てよ!」って言うしかないくらいのスケールのでかさだった。

駐車場からバイクを出して坂を下りていくと、途中の路肩に車が数台駐まっている。 Kojiさんも、車を路肩に止めたので、その後ろにバイクを並べて駐めた。


ここはプレーリードッグがすんでいるエリアらしく、カメラを持った観光客がさかんにシャッターを押していた。  あ、私も一緒です。(汗)


バイクの所に帰ろうとしていると、アフリカ系の女性の運転する車が止まって、「ここではアニマルが見られるのかい?」って聞いてくるじゃないか。 

「見られるよ。今だったら、親子でいるところも見られるよ」と答えましたが、できれば現地の人、せめてアメリカ人に聞いてくれぇ。動揺するじゃないか。


長くなりそうなので、きょうはここまで。 


グランドサークルツーリング 6/23 ⑪ レッドキャニオン

2012-07-07 10:46:40 | 2012北米ツーリング


Mさん騒動から、一夜明けた朝です。 うん、さわやかな空気。

朝の散歩をかねて、ぶらぶらと歩いてい、MさんとHさんの部屋をのぞいてみると、Mさんはすっかり元気になった様子です。 良かった良かった。

今日も真っ青な空が広がって、大型の鳥が1羽飛んでいます。 白頭鷲、見てみたいですね。

雲がほとんど無いのは、空気が乾燥しているって事なのでしょうかね。

同じ並びのケビンに泊まっていたタンデムバイクの皆さんが集まっていたので、挨拶をすると、ユタ州のツーリングチームでこれからブライスキャニオン国立公園に行くのだと言います。

おお、行き先が同じなので、また、どこかで会えるかも。 それにしても、こちらの人たちは、とってもフレンドリーですね。

ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカと、いろいろな人種が混ざっているので、日本人だからといって、特別な目で見ることもないのでしょう。

彼らは食事を早めにすませたようで、タンデムでかっこよくスタートして行きました。

日本製のバイクに乗っている人もいましたね。 
スズキやカワサキなど、人気があるようでした。 もちろん、GLやヤマハも多く見かけました。

朝食は、トーストに目玉焼き、ソーセージと牛乳のシンプルなものですが、なかなか美味しく食べられました。 
もともとは、レストランだったのが、モーテルを併設するようになったというから、美味しいのは当たり前なのかもしれません。

Mさんは朝食をしっかりと食べていたようで、一安心です。 
でも、こんどはFさんの元気が無い。 風邪の具合が余り良くなくて、食欲もあまり無いと言う事なので、またまたこちらも心配の種です。今朝方は、戻してしまったとも言うし。 まあまあ、心配の種が続くこと。

窓の外には、ハミングバードが蜜を吸いに飛んできます。 Hさんが朝食会場から撮った画像なので、シルエットになっています。 
 

自分では、外で狙ってみたのですが、警戒心が強くて、うまくとれませんでした。 残念。

部屋に300mmのズームレンズを取りに行くのを面倒がって、結局は良い写真が撮れませんでした。

駄目な私

今日の走行予定は、レッドキャニオン州立公園からブライスキャニオン国立公園とキャピタルリーフ国立公園を経由して、メキシカンハットまでの520km余り。 フリー走行も2カ所ほど計画されています。

フリー走行なので、Yさんの「先頭の速度が速すぎて、ゆっくり景色を見られない。もっとゆっくり走って欲しい」という希望も、かなえられそうです。
  
宿を出てすぐに見えてくるレッドキャニオンは、その名の通り、朝日を浴びて真っ赤に輝く岩山。 


夕日の頃が岩や砂、土が真っ赤に輝いて一番美しいと聞いていましたが、朝日の時も綺麗だった。 ・・・・けど、画はとれなかったので、動画からキャプチャー画像。
赤く輝くいくつもの岩の尖塔を、
きょろきょろ見回しながら、走り抜けただけでした。

US89からUT12を走って、ブライスキャニオンに向かいます。きょうは何もありませんように。