LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

グランドサークルツーリング 6/25 23 フラッグスタッフへ

2012-07-14 21:23:07 | 2012北米ツーリング

朝のグランドキャニオン、朝陽が昇ってしばらく経つと、あんなに多くいた観光客はほとんどいなくなってしまいました。

みんな、慌ただしいですねぇ。 私たちはマイプランで行動しているので、ゆっくりと過ごせます。

さてと、今度はフラッグスタッフの病院へ、Yoさんの見舞いにバイクを走らせます。

ビジターセンターを出発して、タサヤンの街を抜けて、林の中の気持ちの良い道をどんどん下っていきます。ここいらあたりは、自然の豊かな本当にきれいな所で、道の左右には緑の草原が続いています。

青い空と白い雲、爽やかな空気、緑の木々、そして遠くに見える山々が青く見えて、北海道を走っているような道が続きます。 

う~ん、Yoさん、2日間だけしかバイクを走らせてないんだ。 せっかく此所まで来て、残念だなぁ。

荒々しい砂漠地帯や赤い岩山がどこまでも続く風景の中をバイクをを走らせていると、日本の風景は本当に優しいんだなぁと感じました。 日本の人も、自然にも他人にも、もっと優しくならなくっちゃね。

UT64の途中から左折して、 US-180を南に走っていくと、フラッグスタッフの街に着きます。Patorol

店の横に置いてあった、パトロールカー風塗装のピックアップ。



A EAGLE RIDERと言うショップで、Yoさんの手術が終わるまで時間調整。 ルート66グッズがたくさん置いてあります。

ルート66を車で走ると言う番組の撮影で、俳優の山下智久がここに来たんだよって、ちょっと恐目の店主が言っていましたが、あのしかめっ面は、ひょっとして笑った?


ASmatsumotoオーナーのMさん夫妻も、ただ者には見えませんけどね。


ショップの前には、ルート66の雰囲気を出そうとしているように、古い四駆が置いてあったので、つい一枚。

 

ショップの中は、66グッズで一杯。 



でも、セリグマンやハックベリーなどのルート66のメイン観光地はこれから。

古いガソリン給油機が、古き良きアメリカの雰囲気を作っています。



帽子を無くしていたので、アリゾナのロゴの入った帽子を一つだけ買いました。 Made in Chinaですけど。

途中、グローブを無くした(盗まれた?)ので、地元の人たちが利用するスーパーで買ったグローブには、しっかりとMade in USAのマークが入っていましたね 。 

手術が終わるのを、病院の待合室で2時間ほど待ったのだが、手術直後のYoさんは麻酔が効いていて、しばらく話ができそうにない。全身麻酔だと、意識が戻るのにはしばらくかかりますからね。

仕方がないので、寄せ書きを書いたアメリカ国旗を病院スタッフに頼んで出発することに。

Yoさんの、ヒビが入った骨をボルトでつなぐ手術はうまくいったそうで、一週間ほどで日本に帰れるらしい。パスポートや国際免許証、現金のドル、円などの持ち物を、病院スタッフとお互いに確認あって、セキュリティスタッフに預けてから病院をあとにしました。



後ろに見える建物が、フラッグスタッフメディカルセンター。 とても綺麗な病院でした。 

日本語のわからないセキュリティスタッフは、iphoneを使って日英翻訳ソフトを動かしていましたね。

フラッグスタッフからは、インターステート40でルート66を目指します。


グランドサークルツーリング 6/25 22 朝陽のグランドキャニオン

2012-07-14 09:26:27 | 2012北米ツーリング

アメリカ西部を走り始めて4日目の朝です。

午前4時、まだ暗いうちに起き出して、出発準備。 グランドキャニオンの標高は2000mを超えるんですが、今朝などは、秋冬用の薄手のキルティングジャケットでもちょうど良いくらいですね。

2Fの部屋からキャリーバッグを持ち出して、駐車場のピックアップトラックに積んでしまいます。

4時45分、グランドキャニオンに向かって、出発。

道路の両側には、ポンデローサ松 が生えていて、砂漠地帯とは全く異なる景観になっています。


道を上っていく途中、ピックアップトラックの前を大きな黒い影が横切ったと思ったら、Mule deer(ミュールシカ)という鹿だったみたいです。 

北海道のエゾシカよりももっと大きな鹿ですから、ぶつかると大変な事になりそうですね。 

駐車場にバイクを駐めて、向かうさきは朝陽の絶景ポイント。 

一番有名なマーサポイントは後回しにして、ガイドのKojiさんの秘密の場所があるとのことで、歩いてそちらへ向かいました。

朝陽を待つ観光客のみなさんが、通路脇のあちらこちらの岩場に。 ちょっと先はグランドキャニオンの断崖なんですけどねぇ。

グランドキャニオンで配布されるパンフレットには、注意書きが

日本語表記だけは、手書き風なのが、笑えます。 日本語フォントがなかったのでしょうか。

私たちも、絶景ポイントを求めて岩場の上に移動しました。


先客は、ドイツ人らしい、物静かな青年が1人 。

東洋人の、変なうるさい集団がきたもんだなぁと、呆れさせたかもしれません。

岩場からみえるマーサポイントは、やはり一番人気だけの事はあって、いつの間にか大勢の観光客が集まり始めています。

朝日が昇るまで、しばらく時間があったので、岩場に腰掛けて、少しずつ変わってゆくグランドキャニオンの景色を眺めていました。


バイクツーリング中なのに、こんなにゆっくりとした時が過ごせるとは。


思いがけなく、贅沢な時間が過ごせました。


はるか下には、コロラド川が細くみえていて、トレッキングコースやキャンプサイトなどもみえます。川底までは、2000mから2500mくらいもあるんだとか。

グランドキャニオン内のコロラド川下りは、数ヶ月前から予約で一杯だと聞きました。

やはり、人気なんですね。

上空からみる遊覧飛行の飛行機は、昨日の夕方は双発の小型機が、すぐ近くの空港を発着しているのが見えましたが、今日は朝が早いので、まだ飛んでいません。 おかげて、 静かな日の出を迎えられました。 

つい、手をあわせたくなるのは、日本人だからでしょうか。 日の出の瞬間、外国の人たちは、大歓声をあげていました。

日の出前のマーサポイント(2170m)の崖と、朝日を浴びた崖の画像です。 日の出の前だと、岩が白っぽくみえます。
 

遠くの景色は、もやがかかったようではっきりと見えないのですが、迫力は十分でした。

こちらが、日の出後のマーサポイントの崖。上にごま粒をチラしたように、人の姿が見えます。





観光客の姿が少なくなった頃を見計らって、私たちもマーサポイントに移動して、写真を撮ったり撮ってあげたり。 

しばらく、散策をたのしんでから、Yoさんのいるフラッグスタッフに向けてバイクを走らせます。

今朝、一番の手術との事でしたから、手術後のYoさんと話ができるかもしれません。