LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

グランドサークルツーリング 6/23 ⑬ フリー走行 

2012-07-08 07:38:08 | 2012北米ツーリング

ブライスキャニオンを下っていく途中で、道路脇で休憩している数台のバイクを見ると、昨夜の宿で一緒だった皆さんでした。 お互いに大きく手を振ってお別れ。 なんだか、うれしい。

さて、まだ今日の行程は始まったばかり。 レッドキャニオンからブライスキャニオン、フリー走行、走行中の動画撮影、キャピトルリーフからコロラド川を渡ってホワイトキャニオンを走りメキシカンハットまでの520kmを走ります。

キャピタルリーフっていうくらいあって、アメリカの国会議事堂の感じはしますね

日本と比べると日没がとても遅いので、長く走れるんです。 夕方5時だど言うのに、太陽はまだまだ高い位置(日本だと午後2時位の感じかなぁ)にありますね。 どうしてなんだろう?



ユタ州は、西部でも緑豊かで、景色の変化が大きな土地です。 

ハーレーの排気音をバックに、白樺並木や牧場を見ながら走っていると、いつの間にかビュートが点在する山岳地帯を延々と走っていたりします。


ここでガイドのKojiさんが、「ここからは間違えようのない一本道が続くので、25マイル程先のエスカランテ(Escalante)まで自由に走ってください。 町はずれにあるガソリンスタンドを待ち合わせ場所にしましょう」と。


自由気ままに走ってもよし、気に入ったところでバイクを止めて写真を撮ってもよし、のんびりのんびり風景を見ながら走ってもよしと言うことなのだろうけど、ちょっと不安。

ま、サポートカーが後ろか ら走ってくるので、トラぶっても大丈夫でしょうけど。 心配なのは、目的地が判らずに行き過ぎてしまうことくらいかな。




白樺の森が続く山岳地帯を走っていると、なんだか日本の道を走っているような気持ちになります。8


ここは、ディキシー・ナショナル・フォレストと言う、絶景ポイント。 


こんな景色は、北海道で見たような気がします。 ただ、こちらは岩盤で、北海道では緑の原生林だったのですけどね。 三国峠から見た景色を思い出しませんか?


バイクから離れている隙に、シートの上に置いていた新品のメッシュグローブが無くなっていました。 メーカーの販売前試作品で、とてもグリップがよくて、風の通りも良いグローブだったのですけどね。 残念。

空には、翼の端と頭が白い鷲が飛んでいるし、牛の集団が、道路脇を一列に並んで歩いていたりします。 北海道なら、こんなシーンに遭遇するかなぁ?

牛の集団移動には、何度も遭遇しましたが、牛君たちも車に気をつけて、危なくないようにちゃんと路肩部分を歩くんですね。(笑)

前を走っていた地元グループが速度を落として、ハンドルを切って大きく避けたのは、雄牛が道路に出てきていたのでした。
「シッシッ」と言ったかどうか判らないけど、声を出して牛を追っ払おうとしたので、牛が興奮して変に動くんです。 

牛を脅かすのは止めてくださいね。横を通り抜けるときにはちょっと怖いじゃないか。

今の時期は、バイクシーズンらしくて、多くのバイカーがツーリングを楽しんでいるようです。 ソロよりも、5台とか10台とかのマスツーリングを多く見かけました。




目的地のガソリンスタンドでも、ツーリング中の南部テキサスのバイクチームとの突然の交歓会。

 

とてもフレンドリーな人たちでしたね。  彼女に一緒に写真をお願い!なんて言ったら、「Oh,I’m lucky girl」なんてジョークを言っていました。


あぁ、もっと会話がうまくできたらなぁ。

薩摩チャプターの旗を持って貰って、一緒に画面におさまりましたけど、アメリカ人ってほんとうにフレンドリーな人が多かったですね。 たくましい人も多かったけど。(笑)

  


キャピタルリーフに向かう道の途中には、ボルダー(Boulder)と言う町がありました。
日本の長距離走の選手がよく練習場所として利用する、コロラドのボルダーと同じ名前の町ですね。 一瞬、あれ?ここってコロラドだったっけ?と思っている自分がいました。

コロラド川を渡ったら、2回目のフリー走行。 ホワイトキャニオンと名付けられた道を、US163にぶつかるところまで、自分のペースで走ります。




走っても走っても、どこまでも続くように思える景色。 前も同じようなことを書いたな。
対向車とは、めったに会うこともない、どこまでも続くように一直線に伸びる道。
すごい道が続きます。
 


景色の変化にもだんだん飽きてきて、眠くなってきたりしますね。
ウエストポーチに入れていた眠気覚ましのガムを2枚ほど口に放り込んで走り続けたのだけど、ガムを取り出す所などを後ろから見ていると、やはりおかしな走り方に見えるんでしょうか。 速度も落ちるし、ま、片手運転ですしね。

横をビュインと抜かれてしまいましたが、これくらいの距離を走ると、もう走るのは十分です。 勘弁してくださいって、言いたくなってきましたよ。

100マイル(160km)とか110マイル(176km)と言う、市販されているノーマルハーレーの限界速度でも、バイクを走らせることが出来そうな道でした。 

田舎の道で、対向車も脇道からの人や車も無いのだけれど、大鹿やその他の動物は飛び出して来そうだから、ABSが付いていると言っても、さすがにこの速度では危険でしょうけどね。

そろそろ、フリー走行の集合地点が近いようです。 

またまた、衝撃、驚愕、愕然 呆然の・・・・・。