早朝、暖房もない校舎(と云っても我が家の一部)に、もんぺを袴にはき替え晴れ着を来て子供たちが集う。消失前の校舎近くの奉安殿から教育勅語を収めた紫の布に包まれた桐の箱を正装した校長先生が持ってくる。子達の前で詠み始めると、子達は頭を下げなければならない。子供心に厳かに感じたものである。そのとき歌った紀元節式歌
雲に聳(そび)ゆる高千穂の 高根おろしに草も木も
なびきふしけん大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそたのしけれ
教育勅語も当時は諳んじていたが、歴代天皇名とともに今では大分いい加減になった。年かな? 今日は紀元節の日である。遠い昔を偲んで、、、の記