散歩コースの一つ、都の里山公園がある。そこではナラ枯れ病が収ることがなく今年もアップしたようにナラの大木が葉を茂らせることもなく寒々とした光景が見られる。アップした画像の中でも5,6本映っている。王安石の詩ではないが「万緑叢中枯木多し」である。
燃料革命以前なら、こうした木々も薪炭として利用され商品価値となったであろうが、今や化石燃料万能時代、伐採されても放置され朽ちるのを待つような状態である。子供の頃は、山を持っていない人でもこうした枯れ木は自由に利用することが許され、疎開してきた人々には貴重な燃料となったのである。
薪炭時代に育った者にとっては、眺めては勿体ないの心が湧いてくるのである。