寒い寒いと言っても植物たちは季節を感じ、その営みを着々と進めている。アップしたのは、ピンクの花をつける馬酔木のつぼみ、いまは濃い紅色をしているが、開くと淡い紅色になるのである。早春の野山を飾る花で、懐かしさを込めてシロバナと共に庭に植えて愉しんでいる。
【語り部】今日は建国の日である。戦前流に言うと今年は、紀元2685年めの紀元節と言うことか。小学生の頃、この日は晴れ着を着て登校し儀式に参加したものである。校長先生が桐の箱から紫の布に包まれた教育勅語を取り出し「朕思うに 我が皇祖皇宗、、、」と恭しく奉読するのである。生徒は奉読し始めると頭を垂れ「、、、御名御璽」を聞くまで頭を上げることはなかった。♫ 雲にそびえる高千穂の、、、紀元節の歌も斉唱したのを記憶している。当時は、教育勅語は勿論のこと、神武天皇に始まり今上天皇まで暗誦させられたりしたものである。今でも部分的に諳んじることが出来る。教育勅語は、ご真影と共に学校の敷地の一部に造られた奉安殿に収められていた。奉安殿の前を通るときは、一礼するよう教えられ忠実護ったものである。 この共有体験者の多くは既に旅立ってしまったが、、、、こうしたことを歴史(肯定するものではないが)の1ページとして留めて欲しいものである。