差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

山路きて

2010年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 002_3              昨日の暖かさは何処へやら、今日は冬に逆戻りのような日である。日課のウォーキングに出かける。多摩湖の土手にスミレの1株を見つけある俳句を思い出す。寒々とした枯れ草の中に健気に咲いている様を詠んだ好きな句の1つである。

  山路きて なにやらゆかし すみれ草

 学校で初めて学んだこの句、田舎のある場所と結びつけ、そこにいる自分を思い出すから不思議である。詩歌などは、作者の意図することと関係なく自分の世界と結びつけて解釈し、納得すればいいのではないだろうかと思ったりもする。それにしても芭蕉はどんなスミレを見て詠んだのかな? 


ブログ製本

2010年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

002 息子からブログの製本してあげるとのメールが届き、早速表紙を飾るべく写真を撮って送ったところご覧のような本になって届いた。感謝

製本して読み直してみると、その時々のことが思い出され、ブログに記してよかったと思う。小さな自分史でもある。

 記述内容は、趣味の園芸に関わることが圧倒的に多いが、それらに関する感覚を衰えさせることなく継続して行こうと思う。ストレス解消のためにも、、、。


馬酔木

2010年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

1asebi_2  昔田舎では、農家はどこの家でも馬を飼っていた。その馬に食べさせてはいけないと言われていた仲間にアセビがある。もっとも山に放した馬たちは決して口にしなかったのだが、、。

 玄関先のアセビ今満開である。これは田舎の友人が山採りしたものであるが、シロバナアセビが圧倒的に多い山の中で変わった咲き方をする貴重な木であるとのことで頂いたものである。この花を見ると友人を思い出す。彼は元気かな?


ネコヤナギ

2010年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 002 散歩コースも時には変えてみるのも楽しみの一つである。今日はいつものコースを外れ歩いていたところ御覧のようなネコヤナギの蕾を見つけた。これは、田舎を思い出させる植物の1つである。というのは小さい頃、小川の畔でこの蕾を沢山摘んで来て縁側で友と遊んだからである。

 遊び方は、蕾に振動をあたえゴールを目指させるのである。真っ直ぐ進むもの、同じところをくるくる廻るものなど変化があって面白い遊びだった。ゴールした蕾の数で競ったものである。素朴な遊びであったが遠い懐かしい思い出の1つである。今は似たような玩具が売っている様だが、、。


早春の花々

2010年03月08日 | インポート

002  このところ天候が安定しない。健康のためウォーキングすることを日課としている者にとっては不都合な日々である。今日、雨の合間を縫って近くの公園に出かけたところ御覧のようなサンシュウの花が迎えてくれた。狭山丘陵の一隅にあるこの都立公園は、限りなく自然のままの雑木林を維持して所であるので、このサンシュウはおそらく移植したものであろう。

 ところで早春の季節を知らせるこうした花には芽吹く前に咲く植物が多い。もう散ってしまったがマンサクやロウバイなど、そうそう梅もそうである。そんなことを考えながら小一時間歩いてきた。木々の芽吹きも間もなくであろう。それにしても寒い1日であった。

 写真の背景はわが住宅団地である。


エゾムラサキツツジ

2010年03月06日 | 趣味

Murasakitutuzi  つつじの仲間で早春に咲く花の中で、いの一番に咲くのがこのエゾムラサキツツジである。

 昨日まで蕾だったが今日はご覧にように見事に咲いてくれた。薄い花びらはまるで和紙で作った造花の様である。東北を旅した折に求めた記念樹であるが、北海道の山野に自生しているという。

 今年も挿し木で増やしてみよう。


もったいない

2010年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

002no2  今日の技術の進歩は、日進月歩である。私共はそのことに否応なしに付き合わされる宿命だが、そのことに伴い大きな損失を被ることも少なくない。

 嘗て欲しかった高額(自分にとって)の一眼レフのフイルムカメラを購入して楽しんでいたが間もなく同社がデジタルカメラを発売したため、あっという間に値段が下がり販売中止になってしまった。つまり駆逐されてしまったのである。やむなくデジカメをまた購入せざる得ない破目になったのである。実にもったいない。

 因みにフイルムカメラは中古店で2千円で売っていた。10数万はどこに行ったのだろう全く。それに悪いことに同社はカメラ事業から撤退してしまうというおまけまでついて。


バンクーバー発

2010年03月01日 | インポート

 001 冬季オリンピックも今日が最終日、連日のようにバンクーバー発のニュースが配信されテレビも新聞も報道の多くを占めていた。これから様々な面(報道のあり方も含めて)での総括がなされるだろう。

 ところで、バンクーバーというと30数年前、文部省の視察旅行で初めて外国を訪れた都市であったので懐かしい思い出がある。当時のメモを見るとー至たる所に手入れの行き届いた公園がある。街灯のすべての柱に可憐な草花が咲き乱れる植木鉢をつるしてある。個々の住宅地では街行く人々に見えるように草花を植えている。対岸のビクトリア市にあるブッチャートガーデンは自然の地形を上手く利用し美しく保たれている。街の景観を個々人ではなく、全体でその美しさを守るという伝統が定着している街である。こうしたことはわが国にはない、見習うべきことの1つである。ーなどと記している。その後、街はどうなっているいるのだろうか。個人経営のブッチャートガーデンなどは?