このところ天候が安定しない。健康のためウォーキングすることを日課としている者にとっては不都合な日々である。今日、雨の合間を縫って近くの公園に出かけたところ御覧のようなサンシュウの花が迎えてくれた。狭山丘陵の一隅にあるこの都立公園は、限りなく自然のままの雑木林を維持して所であるので、このサンシュウはおそらく移植したものであろう。
ところで早春の季節を知らせるこうした花には芽吹く前に咲く植物が多い。もう散ってしまったがマンサクやロウバイなど、そうそう梅もそうである。そんなことを考えながら小一時間歩いてきた。木々の芽吹きも間もなくであろう。それにしても寒い1日であった。
写真の背景はわが住宅団地である。
冬季オリンピックも今日が最終日、連日のようにバンクーバー発のニュースが配信されテレビも新聞も報道の多くを占めていた。これから様々な面(報道のあり方も含めて)での総括がなされるだろう。
ところで、バンクーバーというと30数年前、文部省の視察旅行で初めて外国を訪れた都市であったので懐かしい思い出がある。当時のメモを見るとー至たる所に手入れの行き届いた公園がある。街灯のすべての柱に可憐な草花が咲き乱れる植木鉢をつるしてある。個々の住宅地では街行く人々に見えるように草花を植えている。対岸のビクトリア市にあるブッチャートガーデンは自然の地形を上手く利用し美しく保たれている。街の景観を個々人ではなく、全体でその美しさを守るという伝統が定着している街である。こうしたことはわが国にはない、見習うべきことの1つである。ーなどと記している。その後、街はどうなっているいるのだろうか。個人経営のブッチャートガーデンなどは?