サイタ サイタ
サクラガ サイタ
これは、淡いピンクの桜の花の挿絵のある国定教科書一年生の読本の最初のページである。兄たちが学んだ教科書、何故かこのページが強く印象に残っている。子供頃、桜と言えば山桜であり、その絵に違和感をもっていたからかも知れない。
この地では、ソメイヨシノに続いてその山桜も例年になく早くほころび始めたのでアップしてみた。山桜は、ソメイヨシノなどに比べて花期も長く派手さはないが、何故か郷愁を誘う樹である。
桜を詠んだ歌人は多い。柿本人麻呂も西行も在原業平も、みなこの山桜を詠んでいる。もし、ソメイヨシノを見たならばどんな読み方をしただろうかなどと想ったりしている。
注 爺が習ったのは「ヨミカタ」読本で アカイ アカイ アサヒ アサヒの国定教科書