車は快調にフィヨルドの西海岸を北上してゆく。最初の町、Akranesに一時間あまりで到着。実に何もない寒村。カラフルな小さな家が並んでいるが、ほとんど人を見ない。インフォメーションに行ったがガランドウであった。人口はいったい何人なのだろうか?
しかたなく次の町、Borgarnesへ向かう。地図では町となっているのに、こちらも小さな家がパラパラと並んでいるだけだ。青年に昼食を奢ろうとレストランを探したが、見事に何もない。ようやくらしきものを見つけ入ったが、小さなドライブインよりひどく、あまりにも悲惨な感じなのでやめる。10人くらいが何か食べていた。しかし町に食事のできるところは2軒しかないという!もうひとつが向いにあるが、こちらもひどい。どおりで先ほど給油したときに、ガソリンスタンドのオヤジが「ここでハンバーガーなら出せるぞ」と自慢げに言ったわけだ。この町の人たちの生活って・・・(゜゜)
しかたなくいよいよ半島の最先端、Olafsvikに向かう。途中の景色は見事な大自然だ。モリスの旅日記では馬で何日もかけて歩いたコースが、車では時速100kmのスピードでひと走りである。雪の山を次々に後ろに残して西へ向かった。突端の町ではひどく寂れたホテルにレストランがあった。客はおらず、暇そうにテレビを見ていた青緑の目の若い女性が「魚料理なら出せるが」と言い、タラのフライを食べる。ポテトフライが添えられていた。当然冷凍食品。しかしなんとか昼飯は食べられたのであった。
海岸に向かって見事な虹を見る。山から吹き下りてくる冷たい風に、雪が混じっている。これは山に積もった雪が吹き下りてくるものだ。ここへ来る途中切り立った断崖から滝が流れ落ちていたが、強風に吹かれて右に左に吹き飛び、しまいには吹き上がって空中に消えているのを見た。吹き飛んだ滝の水は空中で氷つき、粒になる。これを雪と呼べるだろうか?
この滝は激しい風に吹かれて水が横に、そして上にと吹き飛ばされます。(゜゜)スゴイゾ
山を越えて、反対側の海が見えてきます。思わぬ爽快な車の旅に、フランス青年に感謝
(^益^)b
途中できれいな虹が見えました。まわりに何もない大平原なので、素晴らしい眺めでした。
すごいね、良く行ったねぇ
滝は、水だと量と勢いで凍らないのが、しぶきになると氷の粒になるのねそれが降ってくるだなんて、なんかステキ
虹のお出迎えまで受けるとは、何てハッピー
めったに見られないショット続きで、こちらも嬉ピィよ~ん
最初ね、風に乗って振ってくる氷の粒は雪ではないし、地面から吹き上げられたものか?と考えましたが、どうやら滝が吹き上げられたものだったんですねー。こんなことで感動して幸せになるなんて、なんかおかしいね(^益^;