千里山団地の住民が引っ越しをされているのを見ました。50年ほども経過し植物の生い茂った居心地の良い環境が伺い知れます。千里山団地の建て替え計画に伴い千里山駅周辺一体の再開発の検討が進んでいます。僕のよく行く仕出し料理屋の「魚伊」さんで働かれているおばさんも、少し前に千里山団地から近隣に引っ越され現在は通われています。そろそろ住民の方達の移転が多くなっていくのでしょうか。
千里山駅周辺再開発プロジェクトの住民懇談会が定期的に行われていますが、平日の夜ということもあるのでしょうが参加する住民も少ないと想われます。市報や自治会掲示板そしてWEBサイトなどを通じて広報はされていても、その努力がまだまだなのか或いは住民自体の関心も薄いためか、そのような懇談会自体も開かれているということを知らない方もまだおられます。
千里山まちづくり協議会の春・秋に出している会報『ちさとの風』が、駅改札口や図書館などで配布されていますが、その編集と原稿レイアウトに関わっていることで10月末の懇談会(2009/10/30全体会)で配布された、再開発周辺のCGによる道路イメージ図(PDFファイル)が見られましたのでご紹介します。
それによりますとバイパス案により駅東口辺りの風景が大きく変貌します。駅ホームから千里山キリスト教会の尖塔が見える方向のバイパスの圧迫感や、改札を出てすぐ道を挟み建物がきて広場も少なく開放感が感じられないといった意見も多そうですが、先日建築設計をされている住民のIさんから面白い提案をお聞きしました。
駅から図書館にかけての道路沿いには街路樹は植えられるものの、現在と同じように団地の住棟が建ち並ぶだけですが、その一階を店舗スペースとして開発すればより魅力的な街路が新たに創れるし、同時に駅前空間にも余裕ができて開放感も生み出せるのではないかというご意見でした。
新たな団地群と民間開発によるマンションができれば、子育て世代の住民の増加も予想され千里山の活性化も図られると想います。その受け皿となるストリートが新たに図書館まで伸びていくと考えれば楽しい感じもしますがどうでしょうか。
※『ちさとの風』2009年秋号のWEB版(PDF・2.6MB)はカラーでご覧頂けます