12月に入ったというのに季節外れの20℃近い小春日和?に海辺にはウィンドサーフィン、ヨットをエンジョイする海人で一杯である。しばらくすると日が沈み始めいよいよ美しい幻想的な「江の島」の夕日の序章。「稲村ガ崎海岸」は「かながわの景勝50選」、「関東の富士見100選」にも選ばれており太陽の蜃気楼とも言うべき現象、空や海や山々そして街並みをほんの数時間赤く染め上げ今日という日の終わり安息を告げる。清少納言も枕草子のなかで「秋は夕暮れ夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり」と詠んでいる。沈み行く夕日と江の島灯台「シーキャンドル」のシルエットはひときわ何とも言えない美しさがある。夕日が眩しいオレンジ色の光を放ち、砂浜の砂一粒一粒がキラキラと輝きまるで宝石ようである。この素晴らしい現象に立ち会えなにか明日への「活力」、「鋭気」を齎してくれそうに暗示している。(1812)






