相模原市南区上鶴間に日蓮宗身延山久遠寺末寺の「方運山青柳寺」はある。明応8年(1499)に「青龍寺」という小庵を再興する際に「青柳寺」と改称された。創建は天正年間(1573~1592年)、本尊は釈迦如来(現在は大曼荼羅)である。また江戸時代、当寺は寺小屋を開き教育の場でもあった。「山門」を抜けると砂利が敷き詰められた境内正面に重厚な瓦葺の「本堂」、左に「庫裏」と右に「鐘楼」、数多くの石碑、の「武相困民党発祥之地の稗」(自由民権運動の舞台となった証)がある。また住職を中心に俳句が盛んに行われ、その「句碑」が建ち並んでいる。平成10年に相模原古民家園に移築復元された「青柳寺庫裏」は県重要文化財となっている。当寺は梅の本数は少ないが「山門」前には「白梅」が一本だけあり見ごろを迎えていた。また3月後半には当寺のシンボル「シダレザクラ」がしだれる様に開花し咲く日が待ち遠しい限りである。(1902)
昨年の開花様子
昨年の開花様子
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