相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

江戸時代作の本尊を有する「春日山鳳勝寺」

2021-08-04 07:53:06 | 寺院
海老名市勝瀬に相模原市緑区根小屋の功雲寺末寺、曹洞宗寺院「春日山鳳勝寺」は鎮座している。昭和17~19年(1942~1944)、相模湖ダム建設により水没する旧津久井郡日蓮村勝瀬の住民が海老名に集団移転時に「鳳勝寺」と当寺の隣に鎮座する「八坂神社」も同じく移転してきた。創建は不詳ながら開山は寶泉(1521寂)と伝えられることから室町時代中頃である。本尊は江戸時代前期に造像の木造釈迦三尊像(釈迦如来坐像、文殊菩薩坐像、普賢菩薩坐像)である。また、宗風の宝冠釈迦の形態をもちその作風から室町時代南北朝期(14世紀)に造像(推定)の木造釈迦如来坐像、江戸時代後期に仏師宗女によって造像の阿弥陀如来坐像、いずれも江戸時代作の達磨大師像、大権菩薩像、韋駄天像、十二神将像なども安置されている。海老名駅よ杉久保座間線県道(407号)の境通りを進んだ右手の静寂な住宅街一画に構えられた大きい「山門」を抜けると右手に庫裏、その横に寄棟を正方形にした宝形造りの「本堂」がある。本堂前には大きい供養塔、聖観音像、山門に入る手前に百体地蔵や三尊の地蔵が祀られている。境内にはサクラ、モミジ、モクレン、梅の木があり四季に応じて美しい寺域となる。特に桜の季節は見逃せない。寺域の広大さは海老名でも上位にランクされる大寺のように思われる。(2007)
 
 
 
 
 





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