相模原市南区下溝にある「県立模原公園」の西側に「ハナショウブ」の名所の一つとなっている「水無月園」はある。広さ2300㎡の園内はメインの東側と木立に囲まれた西側とさらに奥の3ヶ所の円弧状の菖蒲田で構成されている。その奥の菖蒲田を囲むよう、本数はさほど多くないが右側の緩やかな土手や遊歩道に今、「天涯の花」、「幽霊花」といわれる赤い「ヒガンバナ」(曼珠沙華)が咲き始めて秋色のアクセントとなって導いている。遊具広場森の木展望台傍の花壇では珍しい黄色の「ヒガンバナ」が咲いている。長い長い雄しべ・雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状につける。「天涯花」、「幽霊花」、「死人花」といわれる恐い別名があるがその独特の華奢な花姿は他の花とは違った美しさがある。(2209)




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