相模太夫の旅録=Tabi Log

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高格式の上級武家屋敷「旧細川刑部邸 」回顧録!!

2023-02-19 07:30:17 | 建造物
熊本市中央区古京町に全国でも有数の上級武家屋敷としての格式を持つ「旧細川刑部邸」はある。平成5年(1993)に熊本城三の丸に移築復元された。細川刑部家(別名=長岡刑部家)は細川家3代(肥後藩初代)忠利の弟「刑部少輔興孝」が正保3年(1646)に2万5千石を与えられ興したものである。この建物はその後、熊本市東子飼町で下屋敷として使用していたものを平成2年から4ヶ年かけて移築した。明治6年(1873)城内の本邸を鎮台に接収された刑部家はここを本邸とする。同邸は建坪300坪あり、重臣の訪問や当主だけが使ったとされる唐破風の大きな「玄関」がある。また、入側造りの「表御書院」は江戸時代の大名邸宅の造りである。2階建ての「春松閣」や一階の「銀之間」、別棟には書斎の付いた茶室「観川亭」、御宝蔵、台所があり、素晴らしい調度品ばかり全国有数の上級武家屋敷としての格式を有し熊本県の重要文化財指定されている。庭園には44本余りの「イロハモミジ」、屋敷入り口の「大銀杏」の幻想的な紅葉、黄葉は市内随一のスポット。昨夜、今の熊本城の修復様子を放映していた。熊本城の「天守閣」は令和元年から入館できるが、まだ復興途中で石垣を元通りにするにはあと30年を要する。現在「本邸」は2016年に起きた熊本地震の影響により休館中である。地震前に訪れた回顧録である。(2302)
 
 
 
 
 
 
 

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