伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

本番で最高の力を発揮する法

2007-04-05 08:20:56 | 実用書・ビジネス書
 スポーツ選手が実力をつけ試合で最高の力を発揮する例を元に成功する方法を論じたビジネス書。
 いろいろなことが、どちらかというと抽象的に書いてあって、何を読み取るのか人によってけっこう違うような気がします。私には、自分を肯定的に認識しつつ限界を客観的に認識し効率を上げるために何を修正すべきかを思考してどんどん実行していくということを中心においているように読めました。
 その上で目標設定は現実的でな範囲で難しめの設定をするが、自分のコントロールできないことは目標にせず、その意味で結果よりもプロセス・努力におく、目標は柔軟に変更するという指摘が、実践的にはけっこう重要かなと思います。メンタルの強い人間は結果がどんなものであれ成功したことは自分の手柄だと考える、他方責任転嫁はせず自分の責任を特定して認め修正できる状況の修正に集中する(責任追及自体に意味はない)という指摘も、スポーツの世界ならそうでしょうね。私らの世界ではそうはいかんでしょうけど。


原題:LEVEL SIX PERFORMANCE
ステファン・ロング 訳:山本一羊
日本実業出版社 2006年12月1日発行 (原書も2006年)
コメント
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