建物や室内のイラストを遠近法を用いて描く際のやり方についての解説書。
パース塾の実践編ですが、さらに徹底しています。
物の影がどこまで伸びるかについて、画面中に光源があるときは光源が光の消失点で、そこからおろした垂線がアイレベルと交わる点が影の消失点となり、光の消失点から物の輪郭へと伸ばした線と影の消失点から物の輪郭に延ばした線が交わるところまで影ができる。ここまではまぁわかります。光源が手前側の時は、影を書きたい向きを考えて物の輪郭からその方向に伸ばした線とアイレベルの交わる点を影の消失点と決め、ある1点で書きたい影の長さと物の輪郭を結んだ線を影の消失点からアイレベルと垂直におろした線と交わる点を光の消失点として、他の点では影の消失点と物の輪郭に伸ばした線と光の消失点から物の輪郭へ伸ばした線の交点が影の限界(26頁)って、そうすれば遠近法として正しい影になることは理解しますが・・・溜息出ます。
室内を描くとき、1点透視だと傾斜というか奥行き感がきつすぎるので、アイレベル上に少し離した2点の消失点を置く2視点1点透視が、理論的にはあわなくても便宜的にそれらしく描ける(30~31頁)という話は、なるほどですし、ホッとしますけど。
遠近法そのものよりも建物や家具の書き方のテクニックとして読んだ方がいいかも知れません。
椎名見早子 廣済堂出版 2008年3月20日発行
パース塾の実践編ですが、さらに徹底しています。
物の影がどこまで伸びるかについて、画面中に光源があるときは光源が光の消失点で、そこからおろした垂線がアイレベルと交わる点が影の消失点となり、光の消失点から物の輪郭へと伸ばした線と影の消失点から物の輪郭に延ばした線が交わるところまで影ができる。ここまではまぁわかります。光源が手前側の時は、影を書きたい向きを考えて物の輪郭からその方向に伸ばした線とアイレベルの交わる点を影の消失点と決め、ある1点で書きたい影の長さと物の輪郭を結んだ線を影の消失点からアイレベルと垂直におろした線と交わる点を光の消失点として、他の点では影の消失点と物の輪郭に伸ばした線と光の消失点から物の輪郭へ伸ばした線の交点が影の限界(26頁)って、そうすれば遠近法として正しい影になることは理解しますが・・・溜息出ます。
室内を描くとき、1点透視だと傾斜というか奥行き感がきつすぎるので、アイレベル上に少し離した2点の消失点を置く2視点1点透視が、理論的にはあわなくても便宜的にそれらしく描ける(30~31頁)という話は、なるほどですし、ホッとしますけど。
遠近法そのものよりも建物や家具の書き方のテクニックとして読んだ方がいいかも知れません。
椎名見早子 廣済堂出版 2008年3月20日発行