伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

クチコミ販促35のスイッチ

2015-11-14 01:25:13 | 実用書・ビジネス書
 顧客にクチコミをしてもらうように仕掛けるための提案をするビジネス書。
 人はブログやSNSで、基本的に自分のことを話し、自分のことを認めて欲しい/知って欲しい、褒めてもらいたい、共感してもらいたい、そして他人のために役立ちたい(役立つことをしている自分を褒められたい)という欲求で動いている(36~39ページ)という認識を元に、顧客がクチコミしたくなるような仕掛けをしようというのが、この本のコンセプトになっています。
 その観点からブログ等にアップしたくなるような写真を撮らせる、捨てにくいようなプレゼントを持たせる、自分は特別/特別に優遇されているという意識を持たせるための販促活動が紹介されています。
 ビジネス書ってたいていそうですが、核になるコンセプトはあるものの具体例はページを埋めるために水増しして並べてる感があって、最初は興味を持って読めますが、読み進むうちに失速感を持ちます。
 テーマに関係ないことですが、124ページに著者がかかわっている店(焼き鳥屋)のかわら版が掲載されています。縮小で掲載されているので字がとても小さいのですが、電車の中で読んでいて、その目が痛くなりそうな小さな字が全部読めました。私は近眼でメガネ・コンタクトなしですので、5mも離れていたら人の顔が判別できません(そもそも人の顔を覚えること自体も苦手なんですが)。映画も、基本、前から3列目くらいの席で見てます。それより後ろだと字幕が読めなくて。という状況なんですが、老眼はまだ来てなくて、手元ならかなり小さい字も読めます。それで本や書類を読んだり、パソコンを操作するのには何ら不自由していません(だからメガネ・コンタクトなしなんですが)。と、こんなに小さな字も読めるぞと、ここでこの本を手に取らないとわからないようなことを「クチコミ」してしまいます。あ、やっぱり自分のことを書きたがる読者にクチコミさせたと、著者の掌?


眞喜屋実行 同文館出版 2015年9月23日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする