PEANUTS(チャールズ・M・シュルツ作、谷川俊太郎訳)の漫画に禅語と解説をつけた本。
PEANUTSを素材に禅宗の考え方を学ぶ(としても、体系的な解説ではなく、エッセイ風に)本というべきなのか、禅宗風のコメントをつけたPEANUTSを読む本というべきか、迷います。つけられている解説は、漫画とフィットしているものもあり、こじつけっぽく感じられるものもあります。
PEANUTS自体がもともと哲学的な漫画なのですが、ピタリと合っていなくてもそれらしい説明に合わせて読むと、単独で読むよりも「深い」と考えさせられます。その意味で、PEANUTSをより楽しめる本と受け止めた方がいいかなと思います。
私は、どちらかといえばライナス派だったのですが、今回これを読んでいるとペパーミント・パティとマーシーの関係が微笑ましく感じられました。マーシーが女性のペパーミント・パティを1970年頃すでに「SIR」と呼んでいる(125ページ)のも、それを「先輩」と訳しているのも、ちょっとうなりました。
枡野俊明監修 光文社 2021年9月30日発行
PEANUTSを素材に禅宗の考え方を学ぶ(としても、体系的な解説ではなく、エッセイ風に)本というべきなのか、禅宗風のコメントをつけたPEANUTSを読む本というべきか、迷います。つけられている解説は、漫画とフィットしているものもあり、こじつけっぽく感じられるものもあります。
PEANUTS自体がもともと哲学的な漫画なのですが、ピタリと合っていなくてもそれらしい説明に合わせて読むと、単独で読むよりも「深い」と考えさせられます。その意味で、PEANUTSをより楽しめる本と受け止めた方がいいかなと思います。
私は、どちらかといえばライナス派だったのですが、今回これを読んでいるとペパーミント・パティとマーシーの関係が微笑ましく感じられました。マーシーが女性のペパーミント・パティを1970年頃すでに「SIR」と呼んでいる(125ページ)のも、それを「先輩」と訳しているのも、ちょっとうなりました。
枡野俊明監修 光文社 2021年9月30日発行
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